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新聞折込チラシの動向 〜その134(2)〜

新聞折込チラシのターゲットに合った業種はなんでしょうか?

新聞購読者層と折込チラシのターゲットが合致するかどうかが新聞折込の大きな鍵となる話の続きです。

前回は学習塾の例を挙げましたが、今回は東京都港区南青山にある呉服店の例を紹介します。

 

この呉服店の場合、新聞折込が有効とのことを聞きました。

 

南青山に住み、新聞を購読している家庭は数百世帯とのことで、1回に折り込むチラシの枚数も限られており、チラシ印刷代と折込手数料を合わせても、費用対効果が高いとのこと。

 

呉服の購買層というと、年齢層も高く、金銭的にも比較的余裕がある人だと想像できます。

 

しかも、南青山は東京でも一等地。そこに住み、新聞を購読している層と呉服が合致するのです。

 

このような事例を知らなければ、全国的にも新聞を読んでいる人が少なくなってきているので効果がないと一括りに判断してしまいがちです。

 

これは、とてももったいないことだと思いませんか?

 

文字を読む習慣がある新聞購読者にとっては、新聞は毎日ポストまで配達されて、情報がきちんと手元に届くとても有効な媒体です。

 

このような細かな情報は地域の新聞配達所に聞いてみることが一番です。

 

ものによれば、インターネット広告よりも確実性が高いとといえます。

 

新聞折込チラシの動向 〜その134(1)〜

新聞折込チラシの効果はどこまであるのでしょうか?

 

新聞の購読数が減っていると聞いたことはありませんか?

私はかれこれ10年以上前からしばしば耳にしています。

 

マーケティングの観点から考えると、新聞購読数が減っているからこそ、新聞を読んでいる人のターゲットを絞ることができると言われます。

 

新聞を購読している人は、

・新聞を取る金銭的な余裕がある

・情報はほとんど新聞から得る

・新聞(文字)を読む習慣がある

 

つまり、今までは特に30代中盤以降が新聞購読の年齢層だとされていました。

 

しかし、先日、新聞折込用のチラシを制作している学習塾のお客様と話していると、「最近の親御さんは新聞折込をあまり読んでいない」とのこと。

 

確かに、データ上では20代の新聞購読率は1割もありません。

 

10年も経てば、その世代がもう30代です。中学生の親御さんは、一般的に30代ー40代がほとんど。

 

生徒の親世代が、新聞を読まない世代になってきていると学習塾のお客様と話していました。

 

<その134 つづく>

 

 

オブジェデザイン、どうやって作る? 〜その133(2)〜

できることとできないことがわかりません。

紙以外の素材で立体看板を制作する依頼が来たものの、一旦は二の足を踏んでしまった話を前回を紹介しました。

新しいチャレンジと思って踏み出してみましたが、あれこれ思考錯誤が続きました。

 

フィギュアや立体看板を作成するとなると、制作費が恐ろしく高くなることが予想されます。また、重量もかさみ、デザインも3Dに起こさなければなりません。よって、これらは却下です。

 

ガラスメニューケースの上に置くので、オブジェの素材は軽くて雨風と日焼けにも強くなければなりません。

 

それらを踏まえて、平面的なデザインで制作することに決定しました。

 

メニューケースの上で自立しなければならないので、素材をパネルにするか、少し厚めのアクリルにするかを業者さんに問い合わせをしました。

 

発泡パネルは風雨、日焼けに弱く、合板アルミパネルは切り抜くことができず、アクリルは重いのだそうです。

 

ふりだしに戻ったと思いきや、アクリル看板を調べていた際、「カルプ文字看板」というものを目にしました。

 

調べてみると、発泡スチロールのような材質で、文字に切って、立体にするとのこと。

 

軽くて風雨や日焼けに強く、しかも安いのです。

 

ちなみにW90cm、H45cm、D5cmのサイズが3万円程度で作ることができます。

「ようやく見つけた!」という気持ちです。

 

さらに、調べてみると、カルプ素材は立体文字の看板によく使われていますが、看板業者さん曰く、オブジェでカルプを使うのは初めてとのこと。

 

この素材は、実は今まで存在を知らなかっただけで、知っていればいろいろな用途に使えるはずです。

 

今回のように、時々、「どうやって作ろうか?」と困ってしまうご依頼がありますが、引き受けてみると新しい発見が必ずあります。

 

完成することで自分の制作できる範囲と知識がぐっと広がっているのが分かります。

 

毎回では困りますが、たまにはこのようなご依頼を引き受けるのもいいものです。

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