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通行人に来店を促す店頭看板 〜その115(3)〜
看板を通して、店舗の雰囲気を伝えてあげたいと思います。
2階に店舗がある場合、どのような店頭看板をデザインするべきか事例を踏まえて、前回に続き、ご紹介します。
今回は、まつ毛エクステ(マツエク)サロンの場合です。
階段のすぐ下に、店頭看板を設置しました。
看板はパッと見ただけで、女性向け、マツエクということを感じてもらうデザインを心がけました。
そして、店内やスタッフの写真、料金を記載。
そうすることで、看板ひとつでどんな雰囲気のお店なのか、わかってもらえるはずです。
お客様が来店され、注文をされるまでにはいくつもステップを乗り越えています。
そのステップを予め、写真などの情報で知らせてあげることで、少しはステップの高さが低くなるのだと思います。
通行人に来店を促す店頭看板 〜その115(2)〜
何を店頭看板に載せればよいでしょうか?
店頭看板の役割を通行人目線になって分析し、どのような看板デザインがふさわしいか、前回にひき続き、ご紹介していきます。
先日、HAT TOOL DESIGNで手がけたとんかつ屋さんの看板を例にとってみましょう。
この店舗は階段を上がってすぐの場所にあります。
1階には最近では珍しいサンプルケースを置いています。
通行人にも目が留まりやすく、外国人観光客は写真を撮ったりするそうです。
目につきやすいこのサンプルケースの中に看板パネルを入れています。
看板の内容は、おいしそうなとんかつの写真、とんかつ定食の脇役の解説、店内の雰囲気がわかるような写真、店主と奥さんの写真を入れました。
入店前から、お店の雰囲気がわかって、薄暗い階段も安心して上りやすくないでしょうか。
<その115 つづく>
通行人に来店を促す店頭看板デザイン 〜その115(1)〜
店頭看板の意味って何でしょうか?
ここ最近、店頭看板のご依頼を受けることが増えています。しかも、2階に店舗を構えている店主からの依頼が多いのです。
ほとんどの通行人は上を向いて歩かないので2階にお店があることに気づきにくいため、店頭看板を出してお店の存在を知ってもらうのが目的です。
通行人が2階に店舗がある飲食店の看板を見て来店し、注文するまでの行動を分析してみました。
1.店頭看板の存在に気づく
2.興味を持つ
3.階段を上がる
4.店の前に立つ
5.扉を開ける
6.席に座る
7.注文する
商品を注文するまでに多くのステップが含まれていると思いませんか?
まずは、看板の存在に気づいてもらうこと。気づかれないことには、その後がありません。
よって、看板を置く位置や向き、高さ、大きさにも気を配る必要があります。
そして、気づいてもらった後は興味を持ってもらうこと。あまり文字が多すぎたり、ごちゃごちゃしたデザインだと読みたくなくなります。
また、看板を読んだ時点でお店がどんな雰囲気であるかを知ってもらうことがポイントです。
入ったものの、雰囲気が悪かったり、予想していたメニューと違ったり、高かったらどうしようというお客様の不安を取り除く、お客様目線の情報が必要です。
店内がわからないからこそ、看板できちんと説明を載せておくことで安心して階段を上がってきてもらえるのです。
<その115 つづく>