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迷いの原因 誰にどう思われるか? 〜その109(1)〜
迷いは何から生じるのですか?
HAT TOOL DESIGNのお客様の中に、「迷って決められない」という方が時々いらっしゃいます。
実は、これは、「デザイナーあるある」なのではないでしょうか。
起業したばかりの方に多くみられる事例といってもよいでしょう。
デザイナーがデザインを作成し提案するとき、通常なら修正が1、2回、多くて3回程度です。
迷って決められない方は、ここから何度もご自身の感覚に頼った修正指示が入ります。
そうなった場合、プロのデザイナーが長年養ったセンスや知識でアドバイスしても、その方は納得しません。
なぜ迷うのでしょうか?
次回、そこを考えてみましょう。
<その109 つづく>
ビジネス脳を取り入れる 〜その108〜
デザイナーの役割を教えてください。
今回は趣向を変えて、デザインの技というより「考え方」について取り上げます。
先日、ライターの友人が脚本を執筆し、企画した朗読劇のチラシのデザイン作成を依頼されました。
友人は、自分自身でスタッフを集め、イベントを企画し、立ち上げられるのですが、肝心な集客方法がわからないとのこと。
そもそもイベントは、お客さんが入らなければ成立はしません。
また、お客さんが少ないと、出演者やスタッフのモチベーションにも大きく関わってきます。
「ある程度、自分自身でマーケティングや集客にトライした方がよいのではないか」と提案すると、「今まで避けてきたので、やはり知っておきたい」とのこと。
これまで避けてきたというのも、よく分かります。
ライターもデザイナーも理論的にアイデアを考えることはできますが、マーケティングや集客、経営など、ビジネスに関することを学校で学んだという方はほとんどいないのではないでしょうか。
しかしデザインやコピーライティングは「売り上げを伸ばす」役割を担っています。
私はデザインの仕事と並行してここ10年ほどは、セミナーを受講し、マーケティング・集客の勉強をしています。
デザインの知識にプラスして、マーケティング・集客の知識を身につけることで、営業やディレクターなどを挟まずにお客様の要望をダイレクトに反映させることができるようになります。
クライアントとデザイナーの間に、営業やディレクターが入ると、クライアントにとって思ったようなデザインが上がってこないことはよく起こります。
デザイナーやコピーライターが主導権を握るには、「マーケティング・集客の知識を身につける=ビジネス脳を取り入れる」ことが、今後重要になってくるのではないかと思っています。
私もまだまだ道半ばですが、デザイナー・コピーライターの地位向上のために参考にしていただければ幸いです。
顔写真で印象操作 〜その107(3)〜
顔写真は笑顔でさえあればよいのですか?
ホームページのプロフィール写真を変更しただけで、ターゲットが明らかに変化した例を前回は紹介しました。
以前、ホームページで集客するには笑顔の顔写真が必須であるということを紹介したことがありましたが、ただ単に「笑顔」だけではダメなのだと思います。
「人にどう見られたいのか?」を考えた写真にすることが必要です。
そのためには服装や髪型、ポーズ、写り込む背景など、全てのものに気を配らなければいけません。
「顔写真ごときで」と思われるかもしれませんが、ホームページだけでなくチラシなどでも顔写真は重要です。
「顔が見えるので安心」という理由で、HAT TOOL DESIGN に問い合わせをしてこられる方は、非常に多いのです。
顔写真が入り口になることから、自分の思うターゲット層にまず写真で好印象を与えることが大切です。
そのことを身をもって体験しました。