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展示会のパネルデザイン 〜その91(2)〜
実寸サイズで作成したいのはやまやまなのですが。
大きなサイズのパネルデザインで注意すべき事項の続きです。
発注をうけたパネルのサイズは2種類。
・B0サイズ商品解説ポスター(1,030mm×1,456mm)
・ブースに貼る会社ロゴ(2,000mm×750mm)
B0サイズ(1,030mm×1,456mm)は、 商品の解説を載せるポスターのサイズなので、 文字の大きさやレイアウトが重要です。
この大きさなら、 私はA3サイズに分割してプリントアウトし、 貼り合わせて実寸サイズにします。
実寸で確認して、初めて気づくことが必ずあるので、必ず行います。
ポスターを用意したものの、どのように展示するかが問題です。
ブースに画鋲で貼るのは、素人っぽいので避けるべきです。
お客さまには、タペストリータイプとハトメタイプを提案し、ハトメタイプに決まりました。
大きいサイズの場合、 自分自身が仕上がりをどれほど想像できるかが鍵になります。
面倒でも、念には念を入れて、把握するためにシミュレーションをしましょう。
展示会のパネルデザイン 〜その91(1)〜
サイズが大き過ぎると、全体のイメージがわきません。
HAT TOOL DESIGNでは、展示会のブースに貼るパネルのデザインを依頼されることがよくあります。
以前、幕張メッセという大会場に見合った大きなサイズのパネルを頼まれました。
サイズは、2種類。
・B0サイズ商品解説ポスター(1,030mm×1,456mm)
・ブースに貼る会社ロゴ(2,000mm×750mm)
いつも作成しているチラシが最大でもA3サイズ。 ポスターでもA2くらいまでなので、私の身長を超えるサイズなど、想像もつきません。
サイズを想像できないまま作成してしまうと、実際に出来上がったときの全体のバランスが思ったより小さかったり、大きかったり、 想定外の仕上がりになってしまうことが多々あります。
それを防ぐためにも、サイズを知ることは大前提となります。
まずは展示するブースのサイズを送ってもらいました。
ブースに貼る会社のロゴのサイズは、2,000mm×750mm。
サイズだけ聞くと大きすぎるように思いますが、 「ブース デザイン」で画像検索してみてください。
画像の一覧を見てみると、 ロゴは結構大きく掲示されているのです。
以上を踏まえ、実際に作成するパネルと同じサイズの紙を事務所の壁に貼ってみました。
事務所の天井高は、2,400mm。
壁の長さは、6,000mm。
2小間ブースとほぼ同じような大きさです。
壁に貼ってみると、意外やそこまで大きな印象はありません。
イラストレーターでブースの壁、ロゴ、人の比率を合わせて図を作成しました。
やはり、大きい印象はありません。
ここまで全体を把握し、このサイズで進めることにしました。
<その91 つづく>
お客さんの声をキャッチコピーに 〜その90(2)〜
宣伝文句には客観的な言葉を使いたいのです。
第三者の声が宣伝文句に使う話の続きです。
企業や店舗の場合、「第三者」といえば、「お客さん」。
すなわち、「お客さんの声」をキャッチコピーに取り入れるという手法を紹介します。
たとえば、HAT TOOL DESIGNのホームページでは、「そう!こういうのを作りたかった!」というキャッチコピーをヘッダーに使っています。
これ、実はお客さんの言葉なんです。
自分自身では、なかなかこういった言葉は出てきません。
これを自分で言ってしまうと、「はい、私、こういうの作れます!」と嫌な感じですね。
さらに言えば、お客さんの声がなぜ良いかというと、リアルな体験に基づいているからです。
心に一番印象に残ったことが発せられた言葉なので、どんな部分が印象に残ったのか、分かってもらえるのです。
もし、キャッチコピーに困った時は、「お客さんの声」を今一度、見直してみましょう。