作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事

「強み」を考える 〜その84(2)〜

人から言われてはじめて、「強み」だと気付きました。

 

デザインを作成する上で、先方から必要な答えが出てこない時はどうすれば良いでしょうか。

私は、質問を変えて、仕事の流れを細かく聞いていきます。

 

すると、たくさんのこだわりや真心、考え練られたプロの技などが次々に飛び出します。

 

当人にとっては、当たり前のようにおこなわれている日常の業務でも、私のような素人からすると、その内容は素晴らしく感動すら覚えます。

 

そして、私が「そこをもっと詳しくチラシでアピールするべきだと思います」と言うと、お客様がはたと気づかれるんです。

 

ご自身の業務で「強み」が分からないというとき、仕事の流れを細かく書き出してみるとよいでしょう。

 

この「強み」が自社や自店のブランドにもなるはずです。

 

そう考えると、チラシ作りは単なる「宣伝」ではなく、自分の強みやウリに気づくことができる販促物だと私は思っています。

 

「単なるチラシ作り」で終わってしまわないように、作り手の意識が大事なのです。

「強み」を考える 〜その84(1)〜

自分の店の「ウリ」がわからなくなっているのですが。

先日、チラシ作成の打ち合わせをしたお客様のKさんから「プロの視点からの、普段は考えもつかないようなアドバイスが非常に参考になりました。ようやく希望が見えました。」と嬉しいメールをいただきました。

このお客様のお店には先々代から60年以上続けているサービスがあり、それを大きく取り上げたのです。

チラシやパンフレットなどの販促物を作成するためには、まず、「私(デザイナー)自身」がその店特有のサービスを「理解」するために深く聞き込むことから始めます。

その段階でよくあるのが、「信頼してもらえるようなチラシにしたい」という思いがある割には、お客様自身が語るその店の強みは「親切・丁寧です」の一点張りだったり、「我々の業界ではそこまで書かなくても分かってもらえる」という固定観念。

従来の手法にとらわれて、それ以上は、考えられなくなっているのです。

実際に言われた通りのチラシを仮に作成しても、言葉足らずの不親切なチラシになってしまうことが目に浮かびます。

いくらデザインがよく、綺麗でかっこよいチラシでも、おそらくお客様からの反応の見込みは少ないでしょう。

前述のKさんの場合もそうでした。
60年以上も続いて毎日の業務ですから「親切・丁寧」以外に自身の仕事を客観的に見ることができません。

デザインを作る上で必要な答えが出てこないわけです。

さて、そんな時はどうすれば良いでしょうか?

<その84 つづく>

 

一日にしてならず。塵も積もれば山となるブログの役割 〜その83(3)〜

自分の店舗の立ち位置を知らなければいけませんね。

「その83(1)」で紹介したフィットネスジムのお客様の話に戻ります。

リーフレットとチラシをご自身で業務の合間にポスティングや駅前などで配布、近所のお店に置いたりしながら集客していました。

このフィットネスジムの立ち位置を「その83(2)」で紹介した表に照らし合わせてみましょう。

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「自社を知らない人」にアプローチすることが 課題であることがわかります。

この立ち位置に当てはまる場合、チラシの他にもさまざまな販促方法があります。 

今の時代、猫も杓子も誰もが皆、何かをしようとするとき、スマホで検索して情報を得ています。

当然ながら、ネット検索に対応するのは 必須事項です。

また集客にお金を極力かけないのであれば、ホームページを作成し、ブログを書いてSNSでシェアする。

これで、コツコツとページ数を増やしながら、SEO対策していくことが重要だと考えます。

上記の表を使って、頭の中が整理してみてください。

ブログとSNSの重要さが充分理解していただけるはずです。

「集客」はチラシだけ、ホームページだけと決めつけるのではなく、SNSも含めて全てリンクさせて、より大勢の人に情報を発信することが重要です。

ちなみに、HAT TOOL DESIGNでは、このようなことをお客様とお話ししながらチラシやホームページなどを作成していきます。
よかったら、ご連絡くださいね。

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