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縦書きと横書きの使い分け ~その73(2)~
横書きに慣れているのですが。
縦書きの読みやすさを活かしたレイアウトについて前回、紹介しました。
和風テイストを出したい場合など、縦書きは有効です。
では、横書きはどのようなシチュエーションに最適なのでしょうか?
ホームページやメールは横書きです。
また、基本的にデータ類は横書きを使用します。
例えば、下記の鯖鮨のリーフレットでは、情緒的ではない情報欄に横書きを使用しています。
同様に、雑誌などでも、データ的な部分、例えば、お店の情報や洋服の情報などは横書きの場合がほとんどです。
とはいえ、データ的な内容たけが横書きなのかといえば、そうではありません。
カジュアルな雰囲気に見せたい時は横書きが有効です。
雑誌で文章を横書きに組んでいることがありますが、カジュアルでポップな雰囲気に仕上がります。
縦書きと横書きの使い分けは、 デザインのテイストに合わせてどちらかを選択すればよいでしょう。
パソコンでデザインを組んでいると、横書きの方がやりやすいかと思います。
その中に縦書きを、効果的に入れるとアクセントになります。
ぜひ、お試しください。
縦書きと横書きの使い分け ~その73(1)~
縦書きと横書きには、それぞれ適したシチュエーションがあるのでしょうか?
インターネットが普及してから、横書きの割合が多くなったといわれています。
ホームページやメールなど、すべて横書きです。
縦書きと横書きを使い分けるためにも、まずは、縦書きの特性と縦書きにふさわしいシチュエーションを紹介します。
日本語は、本来は縦書きの方が読みやすいといわれています。
新聞や小説など長文の場合、ほとんどが縦書きで表記されています。
縦書きの「読みやすさ」を利用して、キャッチコピーを縦書きにすることがあります。
スッと目に入ってくるので、情緒的な印象を与えます。
紙面にインパクトが出るので、一度お試しください。
縦書きの言語は、日本語、中国語、モンゴル語で、欧米や東南アジア、中東、アフリカなど、圧倒的に横書きの言語の方が多いのです。
このことを利用して、デザインを「和風テイスト」にしたい場合には、キャッチコピーや文章を「縦書き」で組むとグッと雰囲気に味が出てきます。
<その73 つづく>
チラシの周りの余白スペース ~その72(3)~
仕上がりの紙のサイズ以外に、余白の基準はありますか?
前回、周囲の余白のサイズは、A4、B5なら10mmだと紹介しましたが、これは一般的なチラシの場合です。
余白を大きく取ることで、ゆったりしたモダンでおしゃれなテイストになりますし、圧迫感や緊張感などを表現したいときは、敢えて不安定に見せるために周りの余白をギリギリ小さくして、2mm、3mmにすることもあります。
余白サイズをどれぐらい確保するかは、デザインをする上で重要なことです。周りの余白サイズに違和感が出ると、一気に素人っぽいデザインに見えてしまいます。
私の場合、チラシのデザインをする際、周り10mmの余白のガイドラインを真っ先に引いています。