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失敗しないデザイナーの選び方 ~その57(3)~
どのようなタイプのデザイナーがいらっしゃるのでしょうか?
HAT TOOL DESIGNがお客さんからデザインをご依頼いただく際、大きく分けて3つのタイプあります。
(1)Aタイプ
サンプルがあり、それと同じような(そっくりな)デザインを作成して欲しい
(2)Bタイプ
自分の考えが明確にあり、自分のイメージ通りにデザインを作成して欲しい
(3)Cタイプ
考えが漠然としているのでデザイナーに提案をして欲しい
実は「デザイナー」といっても、経験が少なかったり得意不得意があります。
デザイナーのタイプを大きく3つに分けてみました。
(1)ソフトが使えるタイプ
デザイナーが使うソフトであるIllustratorやPhotoshopを使うことができる。
デザイン経験が浅いデザイナー。
(2)デザインはできる作業型タイプ
デザインの基礎はでき、言われたことはきっちりできるが、 提案が不得意な職人タイプ。
(3)デザイン&提案ができるオールマイティータイプ
デザインはもちろん、ブランディングや、時には集客方法に及ぶまで提案することができます。
デザインの域を超えてコンサルタントのような役割になることも多々あります。
話は戻りますが、前回紹介した私に相談に来られた3名の方々は、
・ホームページがうまく検索にヒットしない
・リーフレットがイメージ通りに仕上がらない
・ロゴデザインがイメージ通りに仕上がらない
これらが問題点でした。
これら3つの問題点はデザインを作成するだけでなく、「ブランディング」や「集客」も含んでいるかと思います。
これらを提案できるデザイナーのタイプでなければ、イメージ通りのデザインは出来上がってこず、宣伝効果も望めません。
まずは、デザイン業者を選定する際に、ご自身の依頼がA、B、Cのどのタイプに当てはまるか(近いか)をまずは認識しておくことが大切です。
デザイナーを選定する際には、
・ソフトがとりあえず使えるデザイナー
・デザイン作業が得意なデザイナー
・提案ができるデザイナー
どのタイプか正直に聞いてもいいかと思います。
余談ですがHAT TOOL DESIGNは、「提案型のオールマイティーデザイナー」ですので、ご依頼の際には、お任せください。
失敗しないデザイナーの選び方 ~その57(2)~
「安い」はひとつの基準だと思うのですが。
デザイナーに依頼したものの、希望通りのデザインが上がってこないなど、さまざまな問題がおこることがあります。
前回、3名から受けた相談事項を参考事例として、挙げてみました。
例に挙げた3名は「料金の安さ」がデザイナー選択基準にあったようですが、 結果的には完成までに手間や時間がかかったり、イメージ通りのデザインが上がってこなかったり、思うような宣伝効果が出ないなど、これでは本末転倒です。
デザイナーを選ぶのは、病院選びと似ていると私は思います。
例えば、外科の手術が必要な病気にもかかわらず、内科にずっと通っていても、病気は決して治りません。また、手術経験の少ない医者であれば、術後の症状が悪化する場合もあるでしょう。
病気を早く治すには、自分の病気をまずはよく知ってから専門の病院に行かなければいけません。
デザイナー選びも同じことです。
自分のやりたいことなど、案件のタイプを知って、どのデザイナーならその目的が達成するのか、どのデザイナーなら宣伝ツールを作成することができるのか、見極める必要があります。
<その57 つづく>
失敗しないデザイナーの選び方 ~その57(1)~
デザイナーのことが信用できなくなりました。
同業者のことを書くのは気がひけるのですが、ここ最近、デザイナーでお困りの相談を次々に受けたので、ここに紹介します。
まずは一人目。
自分の子供が通っている学習塾のホームページ作成に関する相談です。
その学習塾のホームページは、Googleやyahooなどの検索の上位に出てこないとのこと。
私が試しに検索してみると、なんと18ページめに出てきました。
18ページめというと、余程、辛抱強くこの塾のことを探さないと、このホームページにはたどり着くことができません。
このホームページが、 なぜこれほど検索にヒットしないのか、ページのソースをみてみると、
・ホームページのタイトル
・キーワード
・ディスクリプション
という、検索にヒットするために最重要な必須項目が全て入っていませんでした。
この塾のホームページには、生徒や保護者の感謝の声が数多く入っていたり、先生の熱い想いや生徒に対する日々のブログなどがあり、コンテンツそのものは比較的しっかりしていたのですが、基本中の基本である上記の3つの項目が全て入ってないせいで、検索順位は後ろの方になり、人目に触れる機会もずいぶん少なくなっています。
このホームページを作成したデザイナーのいい加減な仕事に呆れてしまいました。
二人目の相談です。
サロン経営者のリーフレット作成の相談でした。
HAT TOOL DESIGNに依頼をいただく前に、デザインが得意だという知人に先にお金を支払い、リーフレット作成を頼んだそうですが、仕事の合間に片手間で作成されたようで、時間がかかった割には、イメージからはほど遠く、出来も悪く、修正にも時間がかかり、お互いにとても険悪な雰囲気になってしまったとのこと。
三人目の相談は、新規開店の飲食店オーナーです。
店舗の内装を手掛けるデザイン業者に、ロゴ作成も依頼したのですがイメージ通りには仕上がってこず、何度も修正を依頼してもこちらの意図が伝わらなかったのです。
修正を言い続けるのも疲れはててしまったものの、お店の看板にもなるロゴがこのまままでは困るとかなり参っていました。見るにみかねて、私が修正を買って出たのでした。
<その57 つづく>