ショップカード作成のポイント ~その62(2)~
ショップカードにはどんなデザインの傾向があるのでしょうか?
私は職業柄どんなショップカードでも持ち帰るようにしているのですが、ショップカードを眺めていると一定のデザインの傾向が見えてきます。
この傾向は、来店を促すための大切なポイントになっていると思います。
私が集めた50枚のショップカードから、そのポイントをいくつか挙げてみましょう。
【掲載内容】
必須項目は、店名、営業時間、定休日、住所、地図、電話、ホームページアドレスです。
あとは、必要に応じて、メールアドレス、メニュー、料金表などが載っています。
私の希望としては、ショップカードを持ち帰ったあとからでも、何のお店だったのかわかるように、「イタリアンバル」や「ネイルサロン」などお店の種類を入れておいて欲しいと思いました。
【サイズ】
9割が名刺サイズ(55mm×91mm)です。
このサイズより小さければ、財布のカード入れに入りますが、大きければ収納が不便になります。
ほとんどが名刺タイプなので、そこで個性を出すなら正方形や細身タイプにしてみるのも手です。
四角形ならコストはかかりませんのでオススメです。
【印刷面】
両面印刷が定番です。
少しでもコストを削減するために片面でと思うかもしれませんが、地図を大きく載せると、片面では住所や営業時間などを記載するスペースがなくなってしまいます。
【地図の大きさ】
ショップカードの4分の1以上のスペースを占めていることが多いです。中には片面全体が地図というのもあります。それほど地図は重要なのです。
【向き】
縦向きか横向きは、見事に半々です。
名刺の傾向からいうと、 デザインにこだわる業界は縦向けが多いようです。
【紙】
名刺に使うことが多く、最もコストパフォーマンスが高いコート紙を使っている店舗は、意外に少ないようです。
手触り感のある、上質紙やバンヌーヴォ紙など、温かみのある紙質をセレクトしている傾向があります。
ある種の傾向がつかめましたか?
ショップカードは名刺と比べて、デザインの遊びや派手なものが多いのです。
それだけ店主たちの思い入れが強いことが感じ取れます。
ぜひレジの横に置いて、次々に持ち帰ってもらえるようなショップカードを作ってください。