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こんにちは、女性デザイナーの松田です。

初めてデザイナーにリーフレットの制作を依頼するとなった際に分からないことが多いのではないでしょうか?

そこで今回は、販促物専門のデザイン会社「ハットツールデザイン」の女性デザイナーが実際の経験を踏まえデザイナーとのリーフレットの作り方のポイントを解説したいと思います。

何を準備すればいいのか?こんなときはどういうような対応をしたらいいいのか?
など、安くはないお金を払ってリーフレットを作ってもらうのですから
要望をきちんと伝えて反応率の高いリーフレットをぜひ完成させていただきたいと思っています。
そのためにこの「リーフレットの作り方」の記事を参考にしていただくと嬉しいです。

リーフレットの作り方の全体の流れ

まずはデザイナーに依頼した場合、リーフレットの作り方はどのように進めていくのか全体の流れをご紹介します。
私も含めだいたいのデザイナーの作り方は下記にように進めます。
ただ順番が前後したり省略するデザイナーもいると思います。
ご自身がデザイナーにご依頼される際のリーフレットの作り方の目安にしてくださいね。

  1. 打ち合わせ(リーフレットの内容をどうするか?デザインをどのようにするかなど。ご要望をお伺いしデザイナーも考えを出し合いながら固めていきます。今後の制作の流れなどリーフレットの作り方に質問がある場合などもこの時点でおこなってください)
  2. 仮デザインの作成(打ち合わせで聞いたことを踏まえてキャッチコピーや文章など作成しリーフレットの記載する内容を決めます。)
  3. リーフレットのデザインの作成(写真やイラストを入れたり、着色や飾りつけをしてデザインを作成します)
  4. 修正(違うなと思った箇所の修正指示をデザイナーに出します)
  5. 印刷
  6. 納品

ざっくりとですが、デザイナーに依頼するとこのような順番でのリーフレットの作り方になります。

それでは流れの1〜5のリーフレットの作り方について細かく見ていきたいと思います。

0.【打ち合わせの前】確認・準備した方がよいこと

打ち合わせでデザイナーに要望をより具体的に伝え、デザイナーに良いデザインを作ってもらい、円滑に打ち合わせを進めるために事前に確認や準備をした方がよいことをご紹介いたします。

リーフレットを制作費の概算の確認

打ち合わせの前にリーフレットを作る上で発生する費用の全額をおおまかで構わないの知っておきましょう。予算はリーフレットの作り方の中でも重要事項です。

なぜならば打ち合わせでたくさん話をして打ち解けた後で、費用が合わないことが原因でリーフレットの作成依頼を断ったり、値下げの交渉するのは依頼者のあなたもデザイナーにとっても気持ちがいいものではありません。それに断るのも、精神的に結構しんどいものです。
ほとんどのデザイナーに見積もりをお願いすれば概算の金額を教えてもらえますので事前に確認しておくことをおすすめします。

事前に準備するもの 

実際に私たちのお客様も初めてのリーフレットのデザインの打ち合わせのときは、「事前に準備しておいた方がいいものはありますか?」とよくご質問をいただきます。その際にお伝えしているものをご紹介しますね。

イメージするデザイン参考資料(あれば)
「こんなデザインがいいな」というような希望するデザインのイメージがあれば参考になる資料を持参してください。
雑誌や同業者のリーフレット、ホームページの画像など何でも構いません。

またイメージするデザインを見たからといって、まるっきり同じデザインにはなりません。そこはプロのデザイナーですのでそのようなリーフレットの作り方はいたしません(^^)打ち合わせで話した内容を踏まえながらデザインを提案しますので、ご安心ください。^_^

その一方で、イメージするデザインがなくても心配ご無用です。打ち合わせで話をしていくとデザインのイメージが湧くのがプロのデザイナーです。

リーフレットの作り方イメージを伝える

「ターゲット層」を考える
ターゲット層とはどういう人にリーフレットを読んで欲しいか?ということになります。

はっきり決まってなくてもぼんやりでいいのですが、

  • 女性に読んで欲しい…、
  • 会社勤めの男性、
  • 主婦の方…、
  • 介護福祉のケアマネジャー、
  • 20代〜60代

など。

性別や年齢、職業などざっくりで構いません。
大概のデザイナーはターゲットが好むデザインを取り入れたリーフレットの作り方をしていますのでぜひともターゲット層を考えておいてくださいね。

読んだ人にどうして欲しいか?
希望するターゲット層がこのリーフレットを読んでどうして欲しいか?というのを考えておいてください。
例えば、お店に来て欲しい、商品を買って欲しい、イベントに参加して欲しい、入会してほしい、サービスや商品を知って欲しいなど、
1つでなくても複数でも構いません。お教えいただければ打ち合わせはスムーズに進むでしょう。

リーフレットの配布方法について
お店の前で手で配る、ポスティング、新聞折込、カフェに置いてもらう、営業で商談の時に使う、DMとして郵送する…などなど、リーフレットには
さまざまな配り方があります。リーフレットは作ったら終わりではなく、作ってからがスタートです。配布方法も踏まえた上でのリーフレットの作り方をお客様と進めていきます。

配り方は一つではありませんし、なんとなくしか決まってなくても、後で変更になっても構いません。配り方によっては、サイズやデザインにも影響してきますので、まずは今のお考えを決めておくのが良いでしょう。

1.打ち合わせについて

打ち合わせでは、どのようなリーフレットにするか、また作り方の工程なども話し合います。
デザイナーによっては事前にヒアリングシートに記入して、リーフレットを作る目的やイメージするデザイン、色合いなどの聞き取りをおこなう方もいます。
その場合は、そのヒアリングシートに沿って要望を聞き取ります。

この時点での打ち合わせで話し合われるのは、デザイン的なことよりも、どのようなことをリーフレットに載せるか?という内容的なことがメインになります。

リーフレットの作り方打ち合わせの様子

記載する内容についての打ち合わせ

打ち合わせ前にご自身でお考えいただいてた
リーフレットを

  • 誰に読んで欲しいか(ターゲット層)
  • 読んだ人にどうして欲しいか
  • 配り方

をここでお話いただいて
自社や商品、サービスの特徴や強みなどをリーフレットに記載するようになるでしょう。

このとき特徴や強みをうまく説明できなくても、あやふやでも漠然としていても構いません。
実際のところ私どものお客様で、きちんと説明できる方が少ないのです。
このようなリーフレットなどの販促物を作り慣れてないと、日々の業務の中で特徴や強みを考える機会なんてありませんよね。
だから、答えられなくても当然です。大概のデザイナーは様々なタイプのお客様一人ひとりに合わせてリーフレットの作り方を工夫していますので、きっとデザイナーがさまざまな質問をしていくうちに浮かび上がってくると思います。ご安心ください。

デザインについての打ち合わせ

こんなデザインがいいなという希望するデザインの資料があればデザイナーに見せてください。
資料はなくても全然構いません。
お聞きしたターゲット層の目に留まるようなデザインにするためにイメージします。

またたくさん情報があったほうがイメージがしやすいので、一見リーフレットとは関係ない内容でもそこからイメージが広がる場合がよくありますのでお話いただいたくとよいでしょう。

その他、リーフレットに掲載する写真やロゴなどのデータがあるかを確認することになると思います。
もし写真がなければ、デザイナーの方で素材写真を用意するか、撮影をするかなど提案がなされるでしょう。データや素材がなければ無いなりのリーフレットの作り方がありますので、そこはデザイナーを頼りにしてくださいね。

リーフレットのサイズや折り方、枚数の決定

記載する内容やボリューム、配り方によってリーフレットのサイズや折り方などの形状、枚数が明確になってきます。この形状によってリーフレットの作り方が違ってきますので打ち合わせの段階にこのあたりを決めておくのが良いでしょう。

打ち合わせのときに確認しておいたほうがいいこと

もう少し詳しい見積もり
ここで大体の枚数やリーフレットの仕様が決まってくると思うので、見積もりを確認しておきましょう。

制作スケジュール
デザイン案の提案日から大体の納品までのスケジュールを聞いておきましょう。
修正の有無でスケジュールが多少ズレることもあると思いますが、デザイン案の提案はいつか?制作費の支払いのタイミングはいつか?など
明確にしておくことで不安がなくなります。

もし納品日の希望があればこの時点で、お話しされた方が良いです。もしスケジュール的に非常に急ぎの場合は、制作手順を省略したり、デザインの制作期間や印刷期間を短縮したり、そのときのスケジュールに合わせたリーフレットの作り方ができますので、デザイナーにご相談ください。

契約書の有無
私どもの会社では場合は契約書はありますが、デザイナーによっては契約書の取り交わさないリーフレットの作り方をしているところもたくさんあります。
契約書が無いからと言って信用できないということもありませんので、もし心配ならデザイナーに確認いただいても良いと思います。

その他の確認事項、修正回数のこと
たまに、1回の修正ごとに料金を支払うシステムのリーフレットの作り方を採用しているデザイナーやデザイン会社があります。
デザインの良し悪しによって修正回数がかさむことあります。そうなると後々に揉める元となりますので、その場合はきちんと料金体系ををご確認してくださいね。

2.仮デザイン(構成案)を提案

「仮デザイン」とはリーフレットに記載する内容を決めるためのもので、打ち合わせで話したことを文章にしてまとめます。キャッチコピーや掲載する優先順位、写真やイラストなどをリーフレットの形に合わせて、おおまかにレイアウトしていきます。

このデザイナーが作った仮デザインを確認し、リーフレットに記載されるキャッチコピーや文章に相違がある場合は、修正指示を出してください。デザイナーにとっては、この仮デザインで文章の内容や文字量が決まりこの後のデザインの作成がしやすくなります。

中には、この仮デザインの作成を省略してデザインを作りながら文章をまとめる、リーフレットの作り方をするデザイナーがいますので、お見知りおきください。

3.リーフレットのデザイン案が提出されたら

パッと見た第一印象はいかがですか?
「おぉ!想像以上の出来!」と感激される一方で、「う〜ん、、、なんか違う」とお思いになることもあるでしょう…

まずはここまでご紹介してきたリーフレットの作り方で、ようやくここまできました。
長年、リーフレットのデザインを制作してきてデザイナーとして一番緊張するのが、このデザイン案の提案です。

きっとお客様にとっても、様々な過程を経てのリーフレットのデザイン案ですから緊張されることでしょう。

そうそう、ご自身で見たときに感じた一番初めのインスピレーションが結構大事になってきますので、その気持ちを覚えておいてください。

料金を載せる

リーフレットのデザイン案の選び方

きっと大体のデザイナーは2案ないし3案はリーフレットのデザイン案を複数案提案しているでしょう。
メールでPDFで送られてきた場合は、リーフレットは手に取って見るものなので、なるべく実物サイズの大きさにプリントして文字の大きさや写真の大きさなど内容の読みやすさなどをご確認していただくことをおすすめします。パソコンで見ていたときよりも、印象が違って見えたりたくさん気づくことがあります。

どのデザイン案も良くて迷う幸運なときも、まずはプリントアウトをして壁に貼って遠くから眺めてください。
リーフレットは手に取って見るだけではありませんので、遠くで見ても目に留まることも大事になってきますので1つの判断材料にしてくださいね。

人にデザインの感想を聞く際に注意すること

どれを選んでいいか分からない…自分以外の人が見てどう思うだろうか気になる…と思うことはありますよね。人にリーフレットのデザインを見せて感想を聞くのはよいことです。

ただ一つ注意があります。私どもお客様で時々あるのが、たくさんのお知り合いにデザイン案を見せて感想を聞いてしまう方。
中には30人の知り合いに見せたという方がいらっしゃいました(^^;;
ご自身のビジネスをあまり知らない方、またビジネスの責任を伴わない方からの感想やアドバイスを真に受けてはとても危険だと思います。
先述の30人に見せた方は、好き放題の感想を言われてしまい、どの意見を聞くか迷って混乱されていました。
そうなると私たちデザイナーもお客様の判断基準が分からなくなるため、どの案を選ぶかは、やはりご自身のインスピレーションでデザイン案を選ぶことをおすすめします。

4.デザイン案に修正があるとき

文字修正や写真差し替えの修正の場合

全体を読んで誤字脱字、表現が違う箇所などはPDFに書き込んだり、プリントアウトをしたものに修正箇所を書き込んだものを写メなどでデザイナーに伝えてください。

思い描いていたイメージが違う修正の場合

25年デザイナーをやってきてお客様が思い描いていたデザインと違うということは、残念ながらあるものです。
どこがイメージと違ったのか正直にデザイナーに伝えましょう。

上手く伝えられなくても構いません。
例えば、全体的に男性ぽいのでもっと女性ぽいデザインにして欲しいとか、もっと高級感を出して欲しいなどでも、大丈夫です。
その修正イメージに合わせてデザインを作り直します。

こんな修正を言って大丈夫かな?伝え方が下手だったのかな?気を悪くされないかな?とお気遣いをいただくお客様もいらっしゃいますが、いえいえそんなことはありません。デザイナーにとっては当たり前の作業なのです。

微妙なニュアンスのイメージを伝える時には、メールなどの文章では伝わりにくいので電話などで直接伝えるのがおすすめです。リーフレットの作り方の中でも、一番難しいイメージの微妙な部分の擦り合わせ。参考にしていただければ嬉しいです。

予備知識としてリーフレットの修正で注意すること

修正回数で料金が発生するシステムのリーフレットの作り方をしている、デザイナーの場合は注意してくださいね。

そして、何度修正を言っても思い通りのデザインに仕上がらならない場合…これは疲れますね…

この場合はリーフレットを制作しているデザイナーに直接会って話をすることです。ディレクターや営業部の人などが間に入って、デザイナーに修正指示を出すリーフレットの作り方をしているデザイン会社がよくあります…

この間に入っている人が修正の指示を上手く伝えられてない場合があります。
電話やZOOMなどではなく、リーフレットのデザイン案を見ながらデザイナーに会って修正の指示をだすことです。このことでより一層微妙なニュアンスが伝わりますので頑張ってください。

ちなみに、私どものデザイン会社は、3回までは無料でおこなっていますが
文字修正や写真差し替えなど細かな修正などは、3回以上でも無料でおこなってい柔軟に対応する作り方をしています。
また、お客様とのイメージの相違がないように女性デザイナーが修正のやりとりをおこなうようにしています。

あとは印刷…その前に誤字脱字を確認
修正が終わったら、あとは印刷したら完成ですが…
その前に必ずおこなわないとダメなことがあります。
それは「文字校正」。すなわち誤字脱字のチェックです。

デザイナーの方でもおこないますが、一人のデザイナーがチェックするのは見落としがちです。
デザイナーだけに任せず、あなたもぜひ確認してくださいね。

ここまできたら「リーフレットの作り方の流れ」のいよいよ最終項目です。デザイナーとのリーフレット作りももうすぐ終わり。これが最後の共同作業になりますので悔いがないようにしてくださいね。

文字校正が済んだら、いざ印刷へGO!

5.リーフレット納品

納品おめでとうございます!
リーフレットが納品されたらまずは確認していただきたいのが、仕上がったリーフレットをざっとでいいので検品してください。
印刷所で不良品は取り除かれていると思いますが、万が一印刷がズレていたり用紙が折れ曲がっていたり汚れがついている場合は、印刷所の責任になりますのでデザイナーに至急連絡をとって対応してもらってくださいね。

納品されたものに問題がなければ、これからがこのリーフレットを使っての営業の本番ですね。じゃんじゃん配って頑張って集客をしてください。

最後にデザイナーに依頼するリーフレッの作り方

私どものデザイン会社でのお客様との実際のやりとりを踏まえて、デザイナーに依頼したときのリーフレットの作り方を解説しましたがいかがだったでしょうか?

スムーズに要望通りのリーフレットが仕上がった場合は問題ありませんが、もし「イメージと違うな」とお思いになったら「デザイナーと直接話をさせてください」とデザイナーを引っ張り出してください。きっと話が通じると思いますので(^^)それでも通じない…というときは、ハットツールデザインにお問い合わせくださいね。そういうお客様が結構いらっしゃっていますので。

女性目線のデザインをご提案する
女性デザイナーのハットツールデザイン
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