配り方を考えてチラシを作成していますか?
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【差がつくデザインの技】vol.24
『配り方を考えてチラシを作成していますか?』
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こんにちは。
女性デザイナーの松田です。
先日、チラシのポスティング業務を
しておられる方から
興味深いお話しが聞けました。
それは、配り方が悪いと
チラシの反応率はグンと減ること。
自分のお店のチラシは、
きちんと一軒ずつ確実に配られる方が
多いと思いますが、
ポスティング業者さんなどに外注する場合、
ポスティングスタッフの中には
「ポスティングの確実さ=集客」という
意識は薄れている方は少なくはないはず。
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確実に配るとは?
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例えば、
チラシが奥までポストに入っていない場合、
雨が降ってしまうと
チラシが濡れてしまいますね。
この濡れたチラシを見る人って
ほとんどいないのではないでしょうか?
どんなに、効き目のあるキャッチコピーや
どんなに、凝ったデザインであっても
濡れているチラシだと読まずに捨ててしまう
可能性が高くなってしまいますよね。
また、
後から後から郵便物やチラシが
ポスティングされたときや
手配りのチラシを受取りカバンに入れたときなど、
くしゃくしゃになってしまうことはありませんか?
そんなくしゃくしゃになったチラシを
読まずに捨ててしまうという方
恐らく多いのではないでしょうか?
まずは、きちんと配ることが第一ですが、
デザインも考慮する必要があると思います。
配りやすく読んでもらえるチラシにするために
3つのチラシ作成のポイントをまとめました。
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その1 サイズ
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ごく一般的なチラシのサイズは
A4が多いのですが、
ポストに入れるとなると最大B4サイズまで。
参考までに、
私がお話ししたポスティングの方は
A4サイズは大きいので配りにくいとのこと。
たいてい折らずにポストに入る
チラシのサイズはA5までで、
載せたい情報がたくさんあるのでA5は足らない!
という場合、一回り大きい
B5サイズがよいでしょう。
B5サイズの場合、
そのままポストに入れるのには少し大きいので
折ることを考慮したチラシのデザインに
することをおススメします。
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その2 折ることを考慮したレイアウト
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B5サイズより大きいチラシの場合、
半分に折ることを考慮した
レイアウトをすることが大事です。
例えば、
しずる感たっぷりの料理の写真や顔写真、
またキャッチコピーの途中で折れているチラシを
パッと見てなんのチラシか分かりづらくないですか?
なんせ、
チラシを読むか読まないか判断する時間は
1秒未満なんです。
手に取って分かりづらければ、
そくゴミ箱行きになってしまいます。
折ることを考えてレイアウトをすると、
写真の位置や文章をいれる場所などが
決まってきますよ。
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その3 紙の厚さ
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折って配る場合、薄めの紙をおススメします。
理由は、折って配る際、厚いと折りにくいからです。
折りにくければ、きちんと折れない可能性が高いため
後からポスティングされたものが重なると
くしゃっとなりやすくなります。
折ってポスティングするタイプのチラシは
業種業態にもよりますが、
厚くて73kgがよいかと思います。
ちなみにコピー用紙とほぼ同じ厚さになります。
余談ですが、参考までに。
紙の厚さ=商品の料金ということでもあります。
新築住宅や車など値段が高い商品のチラシは
紙は分厚いんです。110kg〜135kg。
逆に薄い紙のチラシは、
不要品回収業者、水漏れ修理業者など、
何千円のサービスなので
53kg〜68kgとなります。
この場合、
広範囲に大量に配るので
業者が大量のチラシを持ち運びがしやすいように
この厚さなんですね。
紙が薄いと安いイメージを感じてしまうので
チラシに掲載する商品に応じて
紙の厚さをセレクトしてくださいませ。
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