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こんにちは、女性デザイナーの松田です。
動画で『リーフレットにオススメな紙について』
動画で解説しています。
リーフレットでオススメな3種類の紙とは
よくハットツールでリーフレットを作成するときに
紙をどうしようか迷われます。
ハットツールデザインでは、値段や紙の持つ印象の観点から
3種類の紙をお客様にいつも提案しています。
よければ、ご自身のリーフレット作成にお役立てください。
その1 マットコート
とくにこだわりがなければ、
一番人気で一番オススメなのがマットコート紙。
理由としては安い。
そして、色鮮やかで発色がいい。
ということでコストパフォーマンスが良いからなんです。
兄弟のような紙として「コート」紙がありますが、
マットコートよりも表面に光沢がありテカっています。
よく新聞折込でスーパーのチラシで使っているような
テカテカの紙がコートになります。
それよりも名前のごとく少しマット。
その分、コートよりもマットコートの方が高級感を感じることができるでしょう。
その2 上質紙
さらに、
マットコートは紙の表面がツルとした加工がしてありますが、
加工していない上質紙もオススメ。
上質紙は、コピー用紙と一緒です。
マットコートよりもザラザラとした表面です。
マットコートよりもインクの乗りは悪く、
インクが沈む=色鮮やかさはマットコートより劣りますが、
そこをデザイン的な「味」として、
温かみ、ナチュラルな雰囲気を出したい場合はオススメ。
また、このざらっとした手触り感で同じ厚みでもマットコートより
上質紙の方がぶ厚く感じます。
その3 ミスタービー
最後に、オススメするのが、「ミスタービー」という紙です。
この紙は、表面は上質紙よりもざらっとした手触り感がある風合いですが、
インクの乗りがよく発色がキレイなのが特徴です。
先述のマットコートや上質紙よりも値段は高い、高級な紙です。
インクが乗った部分はキラキラと光り、
上品さ、ナチュラルな雰囲気を醸し出します。
高級感を出したい場合は、このミスタービーを選ぶことをオススメします。
紙の厚さについて
3種類とも全て110kgを使用しています。
その理由は3つあります。
理由1 読んでもらうため
一般的なチラシが70kg〜90kgなのに対し、
リーフレットはページをめくる=読んでもらう
という役割があるため、
少しでも高級感を感じて欲しいということで
チラシよりも厚い110kgをハットツールでは採用しています。
理由2 折ったときの厚さがちょうどいい
二つ折り、三つ折りしたときに、
分厚くなく薄っぺらではなく、いい塩梅。
丸めることもできますし、もっと小さく折ることもできます。
さらに、カバンやポケットに入れても破れにくい。
理由3 値段がちょうどいい
ワンランク厚い135kgというのがありますが、
110kgよりもあまり需要がないため紙代が高くなります。
またそれ以上の厚さになると、折ることができません。
正確にはできますが、
紙が厚くなると、「背割れ・紙割れ」が発生するので、
折りスジを入れてから折るようになります。
すなわち、折る作業が2工程に増えて、
ということは、金額が高くなるということです。
(背割れとは、インクが乗った部分を折るとひび割れて紙の色が出てしまうこと)
上記以外にもリーフレットに適した紙はたくさんありますが、
お客様のニーズに合わせてこのような理由でハットツールでは、
リーフレットの紙をオススメしています。