差がつくデザインの技メルマガバックナンバー
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【差がつくデザインの技】vol.58
『アピールする名刺は好み3割、役割7割』
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先日、新しく名刺を作りたいと
ご来社いただいたお客さんから
今、使っている名刺をお見せいただきました。
真っ白い名刺に
名前と肩書き、住所、電話、メアド、WEB
が載っていて、
デザインは、スッキリしていてシンプル。
紙は、ミスタービーといって
ハットツールでも人気のある手触り感があって
やわらかい風合いのある高級紙。
デザイナーに頼んで作ったというだけあって
デザイン的には大きな余白を活かした
デザインがきれいな名刺でした。
(大体こんなイメージのデザインです↓)
そのお客さん曰く、
「シンプルな名刺がいいと思ったけど
配ってみて気づいたのですが
これではパッと見、なんの仕事をしているか
わかりにくいし、
アピールできていないと思いました。
それに記憶に残らない…」
とのこと。
名刺の役割としては、
連絡先を伝えるという大きな役割がありますが
交流会や懇親会などの場では、
不特定多数に配りますので
営業ツールとしても活躍してくれます。
自分の好みだけで名刺を作ってしまっている
という人は少なくありません。
今回のお客さんのケースのように
シンプルな名刺のデザインの場合、
アピールできていないということもあります。
シンプルな名刺がダメだというわけではありません。
大企業ほど、名刺のデザインは面白くない
シンプルなデザインの名刺になります。
これは、会社の名前が有名だからなんですね。
例えば、起業したての方や個人事業主は
自分や仕事をアピールしたい場合、
自分の好み(希望)を3割程度に抑えて、
残り7割は、自分の好みを我慢して
下記を入れることをおすすめします。
・サービス内容を端的に入れる
・キャッチフレーズや理念を入れる
・後で名刺を見返して思い出してもらえる工夫をする
(顔写真やイラストを入れるなど)
・専門用語の多用に注意する
以上のようなことを客観的に考えて
名刺に盛り込むことで、
会話が弾んで仕事につながり
営業ツールとしての役割を持つようになります。
ただ大前提として、
ハサミで切って歪んでたり、
インクがかすれてたり、
名刺の切り目のミシン目が見えてたり
など、見た目が悪いのは問題外ですよ。