差がつくデザインの技メルマガバックナンバー
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【差がつくデザインの技】vol.43
『チラシのターゲットはお客さんと◯◯◯◯』
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こんにちは。
女性デザイナーの松田です。
9月に入りましたね。
9月といえば「お月見」があると思うのですが
スーパーに早速、
10月のハロウィンのお菓子が売っていました。
日本では、仮装パーティーなどのイベントが催され
年々派手になっていますね。
昨年の渋谷では仮装した若者が
街に溢れかえっていてすごかったです。
日本での市場規模は1000億ともいわれていて
バレンタインデーを上回る勢いがあるとのこと。
アメリカでは、クリスマスやイースターの次に
ハロウィンが活性化していて
推定消費額は8000億円。
ハロウィンパーティーといえば
顔にペイントして仮装したり
どちらかといえば私は苦手なのですが、、、
日本はアメリカの8年遅れで
ビジネスの流れがやってきます。
ということを考えれば、私の苦手意識に反して、
ハロウィンは今よりも
もっとビッグイベントになるでしょうね。
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さて、チラシは自社や自店の商品やサービスなどの
良さをアピールするものです。
チラシの内容に興味がないと、
すぐに捨てられてしまいます。
以前に
「チラシはすぐに捨てられる。
ゴミを作っているのと一緒」と
厳しいことを言われたことがあります(・・;;
こういったことから「チラシ」に対して
「軽薄・安っぽい」というメージを
持っている人は多いはずです。
昔、演劇のチラシデザインを作っていたときに
師匠からこんなことを言われたことがありました。
「このチラシの本来の目的は
お芝居に興味を持ってもらって
劇場に足を運んでもらうこと。
しかし、
今、一生懸命お芝居の稽古をしている
役者やそのスタッフがこれを見たときに
どう思うだろう?
かっこいいデザインだと、
テンションも上がるし、俄然やる気になるし、
このチラシのデザインにふさわしい
芝居を作り上げようとか、
この芝居に出ている一員であるという
誇りとかプライドとか出てくるだろう。
そういう意味で、
チラシには芝居を作っている人たちを
率いることができる。」
と言われました。
この言葉を師匠に言われたとき、
はっとしました。
演劇だけでなく会社やお店のチラシでも
同じことが言えると思います。
チラシの目的はお客さんに
良さをアピールするものですが
内部スタッフに対しても
思いを伝えることができるものなんです。
お客さんにアピールするのは当然の目的ですが
「スタッフにも伝える」という視点を少し加えて
作成してみてはいかがでしょうか?
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スタッフにも伝えるとは?
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例えば、
美容室の新規オープンのチラシだったら
何を載せますか?
オープン日、お店の場所、連絡先、営業時間、料金、
お得なクーポン、お店の内装など。
もちろん、これらの情報がないと、
お客さんに来店していただけないですよね。
これらは、載せないとならない必須情報になります。
しかし、それでは
他の美容室と代わり映えしないですよね。
お客さんがお店に来てどうなってほしいかというと
「昨日よりもきれいになって喜んでほしい」
などありますよね。
伝えるべきなのはこの「想い」ではないでしょうか?
この「思い」は
お客さんへのメッセージであると同時に
スタッフにも共有してほしい「想い」に
なりませんか?
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「想い」を伝える際に注意すること。
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チラシはスペースが限られています。
想いを文章にしてしまったばかりに
長文になってしまっては本末転倒です。
チラシの本来の目的(集客など)の
邪魔をしないように
端的にまとめることが大事になってきます。
私たちデザイナーは、
クライアントからチラシのデザインを依頼されます。
チラシを作成する際には
依頼されたクライアントとそのお客さんの
どちらにも喜んでもらうような視点で
チラシを作成しています。
会社やお店の商品やサービスのチラシを
ご自身で作成する場合、
「スタッフにも伝える」という視点を少し加えて
スタッフの指標となるような
チラシを作成してみてください。
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