シンプルなデザインが手抜きに 見えてしまうときの解決法
女性デザイナーの松田です。
先週は、身内に不幸があり
高知県へ帰省していたので
メルマガの配信をお休みしました。
コロナの影響で、2020年お正月から
帰省できていませんでしたから
およそ1年ぶりです。
久しぶりに帰省すると
小学生だった甥っ子がこの春から中学生で
とうとう身長が追い抜かされたり、
実家の近所の元気だったお店が閉店して
娘さんと一緒に住むお家に建て替えられていたり、
1年しか経ってないと思っていましたが
時間の経過をすごく感じました。
元気でみんなに会えるということが
今まで当たり前のようでしたが、
その時、その瞬間でしかありえない
実に貴重なもので、
まさしく一期一会ってこのことなんだなぁ
と、しみじみ思ったのでした。
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シンプルなデザインが手抜きに 見えてしまうときの解決法
さて、今回は
『デザインが手抜きに
見えてしまうときの解決法』
という内容をお届けします。
デザインを作っていると
どうしても手抜きに見えてしまう時って
ありませんか?
例えば、
シンプルなデザインを目指しているのに
手抜きぽく見えてきたり、
載せる内容が少なすぎて
スカスカで手抜きのように見えてしまったり…
デザイナーなら“あるある”ではないでしょうか?
とくに手抜きと見られがちなのが
誌面に載せる情報が少ない場合。
余白が目立つため、
ただ適当にレイアウトをしたように
思われてしまいがちです。
余白が多いシンプルなデザインを
カッコよく見せるのは
なかなか難しいです。
せっかくあれやこれやと考えて
手をかけて作ったデザインが
「手抜きに見えてしまう」ことで、
お客様との信頼関係が
一気に崩れてしまうことになりかねません。
ということでハットツールでは、
誌面に載せる情報が少ないデザインを作る場合に、
手抜きに見えないような要素をプラスしています。
3つほどご紹介しますね。
その1.背景を引く
背景が真っ白や、ベタ塗りだけだと
余白が目立ち、スカスカ感が際立ってしまいます。
例えば、白い画用紙のような
手触り感のある紙のテクスチャーを
引くことで、誌面の密度が高くなり
急にデザインに深みが出てきます。
「手抜きに見えるかも…」と思ったら
まずは背景を引いてみることがおすすめです。
その2.ジャンプ率を高くする
誌面のレイアウト全体を俯瞰で見たときに
どれも同じ大きさであるジャンプ率が低いと
デザインが退屈に見えてしまい、
工夫が感じられない、
ただ並べただけの印象になってしまいます。
俯瞰で見たときに一番目に飛び込むような
メイン部分を作ると、
デザイン全体がそれに引っぱられて
まとまることがよくあります。
余白の多いシンプルなデザインを
カッコよく見せるのは
ジャンプ率を高くするのが
一つの手かもしれません。
その3.こまごま飾りを入れる
これは力技ですが、
装飾を要所要所に細かく入れることです。
罫線や飾り枠、囲いを角丸にしたり、
見出しの下に帯を入れたり、
フォントを凝ったり、
グラデーションを入れたり
イラストや写真を入れたり…
手抜きと感じられないために
いろいろと装飾を入れます。
ただし、デザインが
ごちゃごちゃとうるさくないように
してくださいね。
番外編 作り途中を見せない
ハットツールの場合は、
作り途中は極力見せないようにしています。
作り途中は、考えも途中段階ですし
デザインだって作り込んでいないので、
どうしても手抜きに見られがち。
作り途中とはいえども、
お客様からすれば手抜きに見えてしまい、
ツッコミどころは満載ですので
あれやこれやとアドバイスや意見など
したくなります。
そうなると自分の意に反した方向に
進んでしまうことにも
なりかねませんよね。
でも、
進捗報告などで、どうしても
見せなければならない時があるかもしれません。
そんな時は
きちんと体裁だけでも整えて提出する。
デザインしたものだけでなく
お客様へのデザインを提案する資料も
手抜きに見えないようにすること。
手間をかけた分、
お客様との信頼関係は長続きしますので
最後の最後まで、手抜きに見えないように
頑張ってくださいね。
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