チラシを見て まずは相談してもらうことが大事

こんばんは。
女性デザイナーの松田です。

先週は、デザイン制作が溜まっていて
どうにもならずお休みしました。

コロナが発生してから、
そろそろ1年が経ちますね。

ホームページを作る人が増えたり、
「集客」目的で
チラシやパンフレットを作りたいという
お客様が増えているように感じます。

何もしないと、「埋もれてしまう」と
お思いになる方が多いのでしょうかね。

 

先週、お客様が事務所に来られて
久々に対面で打ち合わせをしました。

そのお客様、年齢は20代女性。
手作りアクセサリーのお店を出すので
そのロゴの作成のご依頼でした。

話し言葉に方言があるので、
聞けば、九州から東京に上京して
4年目だそうです。

地元が嫌いで飛び出して、
一生懸命、靴屋の店員さんをしながら
お金を貯めて、ようやくお店を出す資金が
できたので、ロゴを依頼したとのことでした。

お店の場所も、東京でも有名な場所で
家賃もそれなりに高かったり、
内装にいたっては
思ったより高くなってしまったので
お金が足りなくなって、
かき集めてなんとかしたそうです。

といいつつも、
ハットツールのロゴ作成費は
きっちり前払いで、ボンといただきました。

 

「手作りアクセサリー」と聞いて、
フリーマーケットやネット販売といった
手軽に元手をかけずにいる人が多い中、
月々家賃が発生する実店舗を構えるのは
相当の覚悟だと思います。

このお客様と話していて、
例えうまくいかなくとも、
きっと何とかしてしまいそうな
「たくましさ」を感じ、
私よりもだいぶん年下ですが、
めちゃくちゃかっこいいなと思いました。

それは、彼女から節々に出ている
「覚悟」を感じたからだと思います。

覚悟を持って挑戦する人って、
いいですね。

私も彼女の勢いに負けない
最高のロゴを作って
提案したいと思います。

————

さて今回は、
『チラシを見て
まずは相談してもらうことが大事』
という内容をお届けします。

建築家が設計してリフォームする
リフォーム会社のチラシを
作っていました。

そのチラシの内容は
施工事例と料金を載せ、

チラシの一番下の
お問い合わせ用の電話番号の下に
「「値段が高いかな?」と思うことでも
お気軽にご相談ください。」
と小さく載せていました。
(すごくざっくりですがこんな感じです↓)

すると、リフォーム会社の方から
「「値段が高いかな?」と思うことでも
お気軽に相談してください。」
というのを入れた方がいいのか迷っています。」
とのこと。

理由は、
「弊社はどちらかというと
高めのリフォーム会社なので
とりあえず値段が安いのがいい!
という方は来て欲しくないのですが…」
とのことでした。

言うなれば高級感のある
チラシデザインにしておいて、
安めを選ぶような値段重視の方は
予め来ないようにしたい。

チラシで客層にフィルターを
かけたいということです。

その気持ちも
分からなくもないのですが…

 

この会社は、
チラシでリフォームを宣伝するのは
今回が初めてで、
前回の反応がどうだったかなどの
データはありません。

ということもあり、
値段が高いと思う人を
相談の余地もなく切ってしまうのが
少し乱暴な気がしました。

中には、「ちょっと高いかな」と
思っていても、
建築家が手がけた施工事例を見て
悩む人もいるかもしれませんし、

実際に相談のやり取りをする中で、
依頼が成立することだって
よくあることです。

そこで一番避けたいのは、
「高い」と思われてしまい、
問い合わせも「何もされない=0(ゼロ)」
ということです。

まだ見ぬ来て欲しくないお客様を想定して
ネガティブに考えてしまい、

初めから間口を狭くすると
チャンスも一緒に失ってしまうことが
本当に本当によくあります。

 

ということで、今回、お客様には
相談する余地を作り、
相談しやすい印象にしておいて、

どのような人から
問い合わせがあるか、無いのかを
まずはこれで試してみませんか?
と提案し、広く集客する方向で
進めることになりました。

初めての集客は
好まない客も集める前提で
仕掛けることが大事です。

結果はどうあれ
まずはやってみる「覚悟」が
大事になってくるのだと思います。

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