参考書によって意見が違うセンター揃え

センター揃えは初心者NG?プロが教える「失敗しない中央揃え」の正解

デザインの参考書を読んでいると、ある本では「センター揃えは可読性が低いから避けるべき」と書かれ、別の本では「上品で格調高い」と絶賛されている……。これって、本当に迷いますよね。

こんにちは。実戦で使える販促デザインを30年以上追求し、現場の正解を積み重ねてきたデザイナーの松田です。

私はデザインを学校ではなく、現場で先輩の技を見て盗んで覚えました。今回は、教科書通りのルールだけでは語れない、実戦的な「センター揃えの使い分け」についてお話しします。

1. なぜ「センター揃え」は意見が分かれるのか?

センター揃えには、表裏一体の印象があります。まずはその特徴を整理してみましょう。

ポジティブな印象ネガティブな印象
・上品、優雅、格調が高い
・堂々としていて目立つ<
・可読性が低い(読みにくい)
・退屈、オーソドックスすぎる

この「諸刃の剣」を、プロはシチュエーションによって使い分けています。

2. プロがセンター揃えを採用する「4つの場所」

センター揃えの最大の特徴は「完結している文」に強いことです。私が実際に使うのは、主に以下の4カ所です。

  • 表紙:パンフレットや会社案内など、どっしりと構えたい時。
  • 挨拶文:招待状など、礼儀正しさと品格を伝えたい時。
  • キャッチコピー:一瞬で視線を中央に集めたい時。
  • 見出し:本文が左揃えでも、あえてセンターに置くことで「注目」を集めることができます。

逆に、「読み込むための長文(本文)」には絶対に使いません。行ごとに視線のスタート位置がバラバラになると、読者の脳が疲れてしまうからです。

センター揃えのパンフレット表紙デザイン
表紙はセンター揃えにすることで、安定感と品格が生まれます。

3. 差がつく!センター揃えを綺麗に見せる「現場の裏技」

「センターに置くだけ」では、素人っぽさが出てしまいます。プロはここから数ミリの調整を繰り返します。

① 箇条書きは「最長行」を基準に揃える

箇条書きをそのままセンター揃えにすると、左端の点がバラバラになり、非常に読みにくくなります。この場合は「一番長い行」をセンターに配置し、その左端に合わせて他の行を左揃えにすると、センターにあるような見た目で可読性も維持できます。

② 「スターウォーズ現象」を回避する

センター揃えで、行がだんだん短くなって「三角形」になると、まるでスターウォーズのオープニングのように遠近感が出てしまいます。不自然に見える場合は、あえて行の長さをバラけさせることで、自然なリズムを作ります。

不自然な三角形のセンター揃え
不自然な「三角形」を避け、心地よいリズムの改行を心がけましょう。

まとめ:ルールを学んだら、最後は「自分の目」を信じる

デザインの参考書を読むと、自分の感覚に自信がなくなることもあるかもしれません。でも、大切なのは「そのシチュエーションで何が最善か」です。参考書の理論を頭に入れつつ、現場で感じた「こっちの方が目に飛び込んでくるな」という直感を大切にしてください。

それでも迷ったときは、プロの視点を借りてみるのも一つの手です。客観的なアドバイスを受けることで、あなたの「デザインの物差し」はより確かなものになっていきます。

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