おしゃれな「シンプル名刺」は失敗の元?仕事が取れない原因と「売れる名刺」の黄金比率

おしゃれな「シンプル名刺」は失敗の元?仕事が取れない原因と「売れる名刺」の黄金比率

「シンプルでかっこいい名刺にしたい」誰もがそう憧れます。しかし、もしあなたが大有名企業の社長でないなら、その名刺は「何をしている人か分からない紙切れ」として忘れ去られてしまうかもしれません。仕事につなげるための名刺デザインの鉄則をお伝えします。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。私はデザイナーとして30年、これまで累計2,100件以上の販促物のデザイン制作に携わってきました。

先日、名刺の新規作成でご来社されたお客様から、こんなご相談をいただきました。
「デザイナーに頼んでおしゃれな名刺を作ったんだけど、配っても全然印象に残らないし、仕事の話にならないんです…」

かっこいいけど「仕事が来ない」名刺の正体

そのお客様が使われていた名刺は、以下のようなデザインでした。

真っ白な高級紙に、名前と連絡先だけ。余白たっぷりでデザインとしては美しいですが……。

紙質も良く、デザインも洗練されています。しかし、受け取った側からすると「で、この人は何ができる人なの?」という情報が全くありません。

お客様ご自身も、「配ってみて気づきましたが、パッと見で何の仕事か分からないし、アピールできていない。記憶に残らないんです」と後悔されていました。

大企業と中小企業、「名刺の役割」は真逆!

「でも、大企業の名刺ってシンプルですよね?」と思われたかもしれません。
実は、すでに名前が知られている大企業と、これから自分を売り込む個人・中小企業では、名刺に求める役割が全く違うのです。

タイプ大企業・有名人個人・中小企業
名刺の役割連絡先の交換営業・自己アピール
デザイン社名だけで通じるので
シンプルでOK
何屋か分からないので
情報を載せる必要あり
受け手の反応「あ、あの〇〇社さんですね」「えっと…何をされている方ですか?」
(そして忘れられる)

起業したての方や個人事業主が、大企業の真似をして「余白たっぷりのシンプル名刺」を持つのは、武器を持たずに戦場に行くようなものです。

売れる名刺の黄金比率は「好み3割・役割7割」

では、どうすれば仕事につながる名刺になるのでしょうか?
私はいつも「自分の好みは3割に抑えて、残りの7割は営業マンとしての役割を優先させてください」とアドバイスしています。

具体的に「7割(役割)」として盛り込むべき要素はこれです。

  • 具体的なサービス内容(何をしてくれる人か?)
  • キャッチフレーズや理念(どんな想いでやっているか?)
  • 顔写真や似顔絵(後で見て思い出してもらえるか?)
  • 専門用語を使わない分かりやすさ

これらを入れると、当然ながら文字量は増え、最初の「シンプルでおしゃれなイメージ」からは離れるかもしれません。
しかし、名刺交換の場で会話が弾み、「へぇ、こんなことも頼めるんですね!」と仕事につながるのは、間違いなく後者の名刺です。

まとめ:名刺は「小さな営業マン」です

名刺はただの紙切れではなく、交流会や商談の場であなたの代わりに喋ってくれる「営業ツール」です。
自分の好みのデザインで作るのも楽しいですが、まずは「相手にどう伝わるか?」「仕事を取れるか?」を最優先に考えてみてください。

もちろん、いくら情報満載でも「自作でガタガタ」「インクが滲んでいる」ような名刺は信頼を落とすので論外ですよ!

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