【プロの技】黒の使い分けでデザインに差をつける!リッチブラックとスミベタの違いと注意点

黒を使い分ければデザインはもっとおしゃれになる!プロが教える「4つの黒」の技

「印刷してみたら、思っていたより黒が薄かった」「真っ黒な背景にしたいのに、なんだかグレーっぽくなってしまった……」そんな経験はありませんか?

こんにちは。実戦で使える販促デザインを30年以上追求し、2,100件以上の制作をサポートしてきた、デザイナーの松田です。

実は、デザインの世界には「いろいろな黒」が存在します。黒を使い分けるだけで、ハードでかっこいい雰囲気を出したり、高級感を演出したりすることが可能になります。今回は、プロが現場で使い分けている「4種類の黒」の設定方法と注意点を分かりやすく解説します。

1. 知っておきたい!デザインで使う「4つの黒」

印刷(CMYK)の世界では、インクの混ぜ方によって黒の表情がガラリと変わります。代表的な4つの黒を見てみましょう。

黒の種類CMYK設定の目安特徴・用途
ベタスミ(K100%)C0 M0 Y0 K100少しグレー寄りの黒。文字や細い線に最適。
青い黒C30 M0 Y0 K100クールで都会的な印象。青系の写真と相性が良い。
赤い黒C0 M30 Y0 K100温かみのある深い黒。赤系の写真や暖色デザインに。
リッチブラックC30 M30 Y30 K100美しく深い「真っ黒」。背景のベタ塗りなどに。
4つの黒の比較
画面で見ると微差ですが、実際に印刷するとその差は一目瞭然です。

2. 黒の使い分けでデザインに「差」が出る事例

あえて種類の違う黒を重ねることで、おしゃれな効果を生むことができます。例えば、「リッチブラックの背景に、ベタスミ(K100%)で柄を入れる」といった手法。黒いTシャツに黒インクでプリントしたような、さりげなく、かつハードでかっこいい雰囲気に仕上がります。

黒の使い分け事例
深い黒(リッチブラック)をベースに使うことで、デザインの重厚感が一気に増します。

3. 失敗を防ぐ!黒を設定するときの2つの注意点

黒の使い分けは効果的ですが、印刷トラブルを防ぐために必ず守るべきルールが2つあります。

① 細かい文字にリッチブラックは厳禁!

4色のインクを重ねる「リッチブラック」などは、印刷の際に紙がわずかに縮むことで「版ズレ(見当ズレ)」という現象が起きやすくなります。細かい文字や細い線がぼやけたり、色がはみ出したりしてしまうため、小さな要素は必ず「ベタスミ(K100%)」で設定しましょう。

版ズレの様子
色がはみ出してしまう「版ズレ」。細かい文字では致命的です。

② CMYKの合計値を「300%以上」にしない

「真っ黒にしたいから全部100%にすればいい」というのは間違いです。インクの濃度が高すぎると、紙が破れたり、インクが乾かず裏移りしたりする原因になります。リッチブラックを作る際は、Kインク以外のCMYインクは30%程度に留めるのがプロの基準です。

まとめ:黒を知る者はデザインを制す

いかがでしたか?黒という一色の世界でも、数値設定ひとつでこれほど表現の幅が広がります。これまで「なんとなくK100%」にしていた方は、ぜひ次のデザインでリッチブラックや色味のある黒を試してみてください。仕上がりの高級感にきっと驚くはずです。

「このデザイン、どの黒がベストなの?」「印刷トラブルが不安……」という方は、ぜひ一度ご相談ください。30年の経験を活かし、最適な数値設定とデザインをご提案します。

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