文字や画像の影をキレイにつける3つのポイント!デフォルト設定を卒業しよう

文字や画像の影をキレイにつける3つのポイント!デフォルト設定を卒業しよう

キレイな影をつける極意は、影を「黒」にしないことです。背景と同系色の暗い色を選び、透明度とぼかしを調整することで、デザインをくすませることなく主役を引き立てることができます。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。私はデザイナーとして30年、これまで累計2,100件以上の販促物のデザイン制作に携わってきました。

デザインソフトの機能で、クリックひとつで簡単に影(ドロップシャドウ)がつけられるようになった時は感動しましたよね。でも、デフォルト設定のまま放置された「雑な影」は、かえってデザインを汚してしまいます。影はあくまで「名脇役」。主役の邪魔をせず、そっと添えるための3つの調整ポイントをご紹介します。

プロが必ず調整する「影」の3大要素

ソフト(Word、PowerPoint、Photoshop、Illustratorなど)で影をつける際、以下の3つの数値をいじるだけで、仕上がりは見違えます。

調整ポイントプロの工夫得られる効果
1. 影の色黒ではなく「背景と同系色の暗い色」にするデザイン全体のくすみを防ぎ、透明感が出る
2. 透明度背景に馴染むよう、薄く設定する主役の本来の明るさを引き立たせる
3. ぼかしのサイズ広げすぎず、適度な距離感を保つ浮かび上がらせつつ、画面が暗くなるのを防ぐ

1. 影の色は「黒」とは限らない

多くのソフトではデフォルトの影色が「黒」になっていますが、本来の影は背景の影響を受けます。例えば、赤いテーブルの上のコップの影は「暗い赤」になります。薄い背景色の上に黒い影(グレー)を乗せると、全体が濁って見えてしまいます。

影の色の比較
特に薄い背景色の場合は、背景色に近い暗色を影色にするのがベストです。

2. 影の透明度で「明るさ」を守る

影が濃すぎると、デザイン全体が重苦しい印象になります。透明度を上げて「透け感」を出すことで、写真や文字の明るさを損なうことなく、自然な立体感を生むことができます。

影の透明度調整
右側の方が、写真本来の明るさが際立って見えますね。

3. ぼかしのサイズで「くすみ」を回避

ぼかしサイズを大きくすると、より手前に浮かび上がって見えますが、広げすぎると写真の周りにグレーのモヤが広がり、画面が暗くくすんでしまいます。主役を「そっと添える」程度のサイズ感に留めるのが、名脇役としての影の振る舞いです。

ぼかしサイズ小

ぼかし小:スッキリとして清潔感が出る

ぼかしサイズ小

ぼかし小:スッキリとして清潔感が出る

まとめ:影は「主役」を殺しも活かしもする

1クリックで済ませていた「影」にほんの一手間加えるだけで、あなたのデザインの質感は驚くほど高まります。主役の邪魔をせず、そっと引き立てる影の調整、ぜひ今日から意識してみてくださいね。

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