「実物と違う」は逆効果?チラシの自分やスタッフ写真を好印象にする「修正していい範囲・ダメな範囲」

「実物と違う」は逆効果?チラシのスタッフ写真を好印象にする「修正していい範囲・ダメな範囲」

「チラシにスタッフ写真を載せたいけど、自信がないから修正してほしい」。そう思うのは自然なことですが、やりすぎると「詐欺写真」と言われかねません。プロが考える、集客効果を高めつつ、お客様をがっかりさせない「絶妙な修正の基準」をお教えします。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。私はデザイナーとして30年、これまで累計2,100件以上の販促物のデザイン制作に携わってきました。

ハットツールデザインでは、チラシやパンフレットを作る際、「顔写真(ご自身やスタッフ、お客様)」を載せることを強く推奨しています。なぜなら、人の顔が見えるだけで安心感が生まれ、反応率がグンと上がるからです。

しかし、いただいた写真をそのまま使うことはまずありません。必ずプロの手で「好印象に見える修正」を加えます。今日はその裏側を少しだけ公開します。

なぜ「修正」が必要なのか?

「ありのままの方が誠実では?」と思われるかもしれませんが、修正には2つの大切な目的があります。

  • お客様へのマナー: 暗い写真や疲れた顔は、見る人に不安を与えます。明るく清潔感のある状態にするのは、接客業としての身だしなみと同じです。
  • 本人の自信のため: 「写りが悪いから配りたくない」となっては本末転倒です。スタッフさんが「これなら配れる!」と自信を持てる写真にすることが、販促の第一歩です。

ここまではOK!プロが必ず直す8つのポイント

私が普段行っている「清潔感アップ」のための修正ポイントです。これらは「嘘」ではなく「身だしなみを整える」範囲内として行っています。

気になる箇所ハットツールの修正対応
全体の印象暗い写真はパッと明るくし、ピンボケはシャープに見やすく調整します。
肌・顔まわり目の下のクマ、濃いシミ、深い法令線は「薄く(目立たなく)」します。
※完全に消すと不自然になるため残します。
髪の毛アホ毛(飛び出した毛)や、寝癖などの乱れを整え、清潔感を出します。
体型・服装洋服のシワや乱れを直し、ポッコリお腹などは少しスッキリさせます。

素人が見落とす「不吉な写真」に注意!

顔のパーツだけでなく、プロは「背景」にも目を光らせます。特に注意が必要なのが、カメラ業界で言う「首切り」「串刺し」などの構図です。

写真の背景による失敗例(首切り・串刺し)
背景の線が首を切っていたり、頭に刺さって見える写真は縁起が悪く、見る人に違和感を与えます。

素人撮影だと気づきにくいのですが、こうした「まぬけに見えるシチュエーション」は、背景を消したり切り抜いたりして必ず修正します。

NGライン:別人レベルの修正は「詐欺」になる

以前、あるアイドルのポスター修正で「笑った時に出る頬骨を消してほしい」という指示を受けたことがあります。
しかし、笑えば頬骨が出るのは人間の自然な生理現象。それを消すと、能面のようになり、本人とは似ても似つかない「不気味な顔」になってしまいました。

ビジネスにおいて、「会った時にガッカリされる」のは最大のマイナスです。
「あれ?写真と違う…」と思われた瞬間、積み上げた信頼は崩れます。修正はあくまで「マイナスをゼロに戻す(清潔にする)」まで。プラスに盛りすぎるのはNGだと心得てください。

まとめ:写真は「信頼」を映す鏡

適切な修正が施された写真は、お客様に「ちゃんとしたお店だな」という信頼感を与えます。
ハットツールデザインでは、ただデザインするだけでなく、こうした「写真の印象管理」まで含めてトータルでサポートしています。

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