冬のデザインを成功させる配色のコツ|反応率を上げる「季節感」の取り入れ方

冬のデザインを成功させる配色のコツ|反応率を上げる「季節感」の取り入れ方

冬のデザインを成功させる鍵は「透明感」と「温度感」の使い分けにあります。ただし、飲食関係のデザインで定番の「冬色(青系)」を使う際は、食欲を減退させる致命的な落とし穴に注意が必要です。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。私はデザイナーとして30年、これまで累計2,100件以上の販促物のデザイン制作に携わってきました。

11月に入ると、12月の「冬」に向けた販促準備が本格化します。季節感を正しく取り入れたデザインは、それだけでお客様の目に留まりやすくなり、反応率が大きく向上します。今回は、冬をイメージさせる色使いと、プロが現場で気をつけている注意点を整理してお伝えします。

冬を演出する「色」と「アイテム」の組み合わせ

冬のイメージは、秋に比べて「温かさ」が抜け、凛と澄んだ空気や透明感が際立つのが特徴です。イベントに合わせた配色と、冬を連想させるモチーフをうまく組み合わせましょう。

イベント・テーマイメージカラー代表的なモチーフ
クリスマス赤・緑・金・白雪の結晶、トナカイ、ツリー
正月・冬の伝統赤・白・金・黒椿、富士山、初日の出
真冬・クール青、水色、白、銀雪だるま、氷、雪山、白鳥

最近は、商用利用可能な高品質なイラストや写真素材がインターネットで手軽に手に入ります。こうしたモチーフを添えるだけで、一気に季節感が高まります。

知らないと怖い「青系」の落とし穴

冬の寒さや緊張感を表現するのに最適な「青系」ですが、実は飲食関係のデザインでは「タブー」とされることが多い色です。

冬をイメージする寒色の配色例
クールで清潔感のある配色ですが、飲食系で使うには注意が必要です。

なぜ飲食系で「青」は避けるべきなのか?

30年の制作経験の中でも、食べ物の広告に強い青を使うことはほとんどありません。その理由は主に2つあります。

  • 食欲を抑えてしまう:青系は理性的・鎮静的な色であり、本能的な「食欲」を減退させる色と言われています。
  • 「冷え」を感じさせる:冬の青は「つんざくような寒さ」を想起させます。温かい料理を売りにしたい場合、逆に「冷え切った料理」のような印象を与えかねません。

もし飲食系で冬らしさを出したいなら、青をメインにするのではなく、暖色(赤やオレンジ)を主役に据えつつ、ワンポイントで白や銀、雪の結晶モチーフなどを添えるのがプロのテクニックです。

まとめ:季節感がチラシの「鮮度」を決める

販促物のデザインにおいて、季節感は情報の「鮮度」を表します。「今、読むべき情報だ」と直感的に思わせるために、冬の空気感を正しく取り入れることは非常に効果的です。

ただし、業種によっては色の心理効果が逆効果になることもあります。あなたのビジネスに最適な「冬の装い」を見つけて、12月の販促を成功させてくださいね。

そのデザイン、プロの視点で
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