人物写真のトリミング。不安を与えない「切り方」6つのパターン

人物写真のトリミング。不安を与えない「切り方」6つのパターン

チラシやパンフレットに載せる人物写真は、どこでトリミングするかで見る人に与える印象が大きく変わります。せっかく良い写真でも、不自然な位置でトリミングしてしまうと、思いのほか不安定な印象を与えてしまうこともよくあります。
デザイナー歴33年の経験から、テレビ業界でも使われる「安定するトリミングの技術」について詳しく解説します。

テレビ業界でも使われる「ショット」をデザインに応用する

人物写真をデザインに組み込む際、どこで切り取るかは非常に重要です。私は以前参加した「人物の動画の撮り方セミナー」で、撮影サイズ(ショット)という考え方を学びました。

テレビのクイズ番組やトーク番組の画面も、実はこのパターンに基づいて構成されています。この手法をデザインのトリミングに取り入れると、非常にバランスが良くなります。

基本となるショットのパターンは、以下の6つです。

  • クローズアップ(顔を大きく見せる)
  • アップショット(胸から上)
  • バストショット(胸の下から上)
  • ウエストショット(腰から上)
  • ニーショット(膝から上)
  • ロングショット(全身)

コツは「関節」を避けて切り取ること

これらすべてのパターンに共通する、最も大切なポイントは、「関節部分で切らない」ということです。

首、肩、肘、手首、膝、足首といった関節の真上で写真をスパッと切ってしまうと、見る人は無意識のうちに不安定さや不安を感じてしまいます。

そのため、以下の位置を目安にトリミングをします。

  • 首から少し下
  • 肩より少し下
  • 膝より少し上

このように、関節からわずかにずらした位置で切るのが、人物を自然に、落ち着いて見せるためのプロの一工夫です。