カタログとパンフレット、何が違う?目的に合わせた「伝わる」冊子作りの基本
カタログは「選んでもらうための目録」、パンフレットは「理解を深めるための案内書」。この目的の違いがデザインの明暗を分けます。
こんにちは。女性の皆さんの販促活動をデザインで応援して30年。これまでに累計2,100件以上の制作をお手伝いしてきたハットツールの松田です。
どちらも「冊子」の形をしているので、カタログのことをパンフレットと言ったり、その逆もあったりと混同されがちですよね。辞書的な意味では重なる部分も多いのですが、いざデザインを作るとなると、この2つは全く別物として考える必要があるんです。
1.パンフレットに比べてカタログは写真が多くなりがち
これまで30年以上のデザイナー経験で、カタログはどちらかというと商品紹介なので、商品の写真が多くなりがちです。写真が多くなるということは、色調整・サイズ調整、また、背景を切り抜いたり、合成をしたり、写真の細々とした加工作業が多くなります。あらかじめ写真がどれくらいの枚数になるかを確認して、制作時間を確保しておくことをオススメします。
その上で、今回は、30年の経験の中で私が使い分けている「カタログ」と「パンフレット」の制作方法の違いについて、わかりやすくお話ししますね。


2. 「整理」のカタログか、「理解」のパンフレットか
デザインをする上で最も大きな違いは、「読み手にどんなアクションを求めているか」という点です。まずはその違いを表で比較してみましょう。
| 比較項目 | カタログ | パンフレット |
|---|---|---|
| 主な目的 | 情報を「整理」して並べる | 内容の「理解」を深めてもらう |
| デザインの基本 | 見つけやすさ、比較しやすさ | ストーリー性、共感、納得感 |
| 読み手の状態 | 欲しいものが決まっている、または探している | そのサービスや会社について詳しく知りたい |
パンフレット・カタログデザインの制作事例を見る
実際のデザインは構成やレイアウトで大きく変わります。制作事例はこちら
3. カタログ制作は「機能性」が命
カタログ制作の基本は、商品や展示物を分かりやすく整理して見せることです。読み手が「探しているもの」に最短でたどり着けるよう、情報のカテゴリー分けやスペックの比較がしやすいレイアウトが求められます。
いわば「目録」としての役割が強いため、個性を出しすぎることよりも、正確で整った機能的な美しさが大切になってくるんですよ。
4. パンフレットは「心」を動かすストーリーを
一方でパンフレットには、読み手に「なるほど、そうなんだ!」と納得してもらい、理解を深めてもらう役割があります。そのため、単なる情報の羅列ではなく、ストーリー仕立てで内容を組んでいくことがとても重要になります。

パンフレットを作る際は、デザインを始める前に「台割表(だいわりひょう)」という設計図をきっちり作り込みます。どんな順番でページをめくり、どんな言葉を添えれば相手の心に響くか。この「流れ」をデザインすることが、パンフレット制作の醍醐味なんですよ。
まとめ:目的を明確にすれば、正しい形が見えてくる
あなたが今作ろうとしているのは、たくさんの商品を効率よく見せるための「カタログ」でしょうか。それとも、あなたの想いやサービスの魅力をじっくり伝えるための「パンフレット」でしょうか。
この目的をはっきりさせるだけで、どんな写真が必要か、どんな文章を書くべきかといった「答え」が自ずと見えてくるはずです。30年の経験の中で私が大切にしてきたこの視点が、皆さんの冊子作りのお役に立てれば嬉しいです。
カタログ・パンフレットの制作をご検討中の方へ。お気軽にご相談ください。
ここで紹介したコツはあくまで基本です。実際の制作では貴社の強みやターゲットの心理に合わせた『売れる動線』でデザインします。女性デザイナーの松田が直接話をお伺いして、女性目線の細やかなデザインで、あなたの想いを形にします。
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