【プロの秘密】デザインの質を劇的に上げる素材集の選び方と「手作り感」を雑に見せないコツ

素材集でデザインの幅を広げる!「手作り感」をプロの仕上がりに変える活用術

【記事の結論】
デザインのクオリティを左右するのは「素材の質」と「使い方のバランス」です。無料素材だけに頼らず、プロが選ぶような高品質な素材集(テクスチャや手書きフォント)をアクセントとして活用することで、温かみがありながらも洗練された「売れるデザイン」が完成します。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。

私はデザイナー歴30年以上、累計2100件以上の制作に携わってきました。最近では無料で便利な素材サイトが増えましたが、それでも私は「ここぞ」という時には有料の素材集や、長年愛用してきたこだわりの素材を使うようにしています。

今回は、私が実際に現場で重宝してきた「手作り感」溢れる素材集の選び方と、それらを使う際に絶対に注意すべきプロの視点をお話しします。「自分で作るとどうしても素人っぽくなる……」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

なぜプロは「有料素材」にお金を払うのか?

今は無料でダウンロードできる素材も多いですが、デザイン全体の雰囲気を統一し、クオリティをぐっと引き上げるには、多少の投資をしてでも質の高い素材集を手に入れるのが近道です。3,000円程度の投資で、デザインの見栄えが劇的に変わるなら、実は非常にお手頃な投資と言えます。

手作り感のある素材を使った冊子デザインの実例
手作り感の素材を使った冊子デザインの実例
素材のタイプデザインへの効果
フレンチ・ガーリー系スタンプや飾り枠で、女性らしく華やかな印象に。
手書き・グラフィティ系ニューヨークのカフェのような、ささっと描いたこなれたカジュアル感を演出。
テクスチャー(紙・布)系「質感(つまり、手触り感)」を出すことで、デザインにぬくもりや温度が生まれる。

※かつて私が愛用していた『パリジェンヌの素材集』や『NEW YORK DESIGN BOOK』といった素材集本は、今でも販売されています。また現在はデジタル販売(Adobe StockやCreative Market等)で同様の「質感」を持つ素材を簡単に探すことができます。大切なのは、「世界観が統一された素材セット」を選ぶことです。

「手作り感」を出す際に注意すべき2つの鉄則

手書き文字やかすれ、塗りムラといった「手作り感」は温かみを生みますが、一歩間違えると「素人の工作」に見えてしまいます。プロが現場で気をつけているのは、以下の2点です。

1. 「味」と「雑」を履き違えない

紙の破れ目やスタンプのかすれは「味」になりますが、多用しすぎると、単に「雑で汚れたデザイン」に見えてしまいます。

手作り感のある素材を使うときは、全面に広げるのではなく、「アクセント(つまり、目立たせたい一部分)」として使うのがコツです。かっちりしたフォントや、きれいな装飾枠と組み合わせることで、その「味」がより引き立ちます。

2. 「うるさい」レイアウトを回避する

手書き文字や特殊なテクスチャーは、パソコンの既製フォントよりも視線を引く「強い力」を持っています。力がある素材をあちこちに配置すると、デザイン全体が雑然としてしまい、どこを読めばいいかわからない「うるさい」仕上がりになってしまいます。

【デザイナーの裏話】手の内を明かす理由

実は、この記事で素材の選び方を紹介するのは、自分の手の内(企業秘密)をバラすようで、最初は少し躊躇しました。しかし、読者の方から「どうすればそんな風に温かみのあるデザインになるの?」というリクエストを多くいただき、特別に公開することに決めたのです。

素材は、いわば料理の「スパイス」です。良いスパイスを、適切な量だけ使う。この感覚を磨くことで、皆さんのデザインのクオリティは驚くほど上がります。商用利用可能な高品質な素材を味方につけて、ぜひ「選ばれるデザイン」に挑戦してみてください。

ここで紹介したコツはあくまで基本です。実際の制作では女性デザイナーの松田が直接話をお伺いして、女性目線の細やかなデザインで、あなたの想いを形にします。

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