写真よりも伝わる?イラストが持つ「情報を整理して強調する」驚きの効果
【記事の結論】
言葉を尽くしても伝わりにくい独特の雰囲気や、複雑な操作説明には「イラスト」が非常に有効です。イラストには、不要な情報を削ぎ落とし、伝えたい部分だけを強調する「デフォルメ」という強みがあります。写真では写りすぎてしまう余計な情報を整理することで、読者の理解を劇的に高めることができます。
こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。
私はデザイナー歴30年以上、累計実績2100件以上の制作に携わってきましたが、最近ある出来事を通じて「イラストが持つ本来の強み」を再認識しました。パンフレットやチラシを作るとき、つい「リアルな写真の方が伝わるのでは?」と思いがちですが、実はイラストにしかできない情報の伝え方があるのです。
「会社の雰囲気をうまく伝えたいけれど、写真だと生々しすぎる」「商品の使い方が複雑で、写真だと分かりにくい」……そんな悩みをお持ちの方に、イラストという選択肢のメリットをお伝えします。
言葉で説明できない「空気感」を可視化する
先日、あるビジネス勉強会で「ファシリテーター(つまり、良い会議へ導く進行役のこと)」を担当しました。そこで、ある上場企業の営業部署の様子を参加者に伝えることになったのですが、その光景は非常に独特なものでした。
創業50年以上の歴史が生んだ独特のしきたり、活気はあるもののどこか張り詰めた空気感……。しかも潜入取材のような形だったため、写真を撮ることもはばかられる雰囲気でした。
言葉だけでは到底伝えきれないと感じた私は、その光景を一枚のイラストにまとめました。

すると、これを見た参加者から驚くほど多くの質問が飛び出したのです。「なぜ皆立って話しているの?」「この雰囲気だと本音が言いにくそうだね」など、私が伝えたかった「企業の持つ独特な雰囲気」が、写真以上にダイレクトに伝わったのです。
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イラストの最大の武器「デフォルメ」とは
なぜ、イラストはこれほどまでに伝わるのでしょうか。それは、イラストには「デフォルメ(つまり、必要な箇所を強調し、不要な部分を省略すること)」ができるからです。
写真の場合、背景に映り込んだ余計なものや、重要ではない細部まで全てが写ってしまいます。しかしイラストなら、見せたいポイントに絞って情報を整理できます。
複雑な「手順」を分かりやすくする手法
例えば、商品の使い方を解説する場合です。写真だと背景や人物の服装に目が散ってしまいますが、イラストなら背景を削除し、手元の動きだけに集中させることができます。

このように情報を絞り込むことで、読者は迷うことなく「どこを見るべきか」を理解できるのです。
販促物におけるイラストと写真の使い分け
デザインの現場では、イラストは「賑やかし」や「挿絵」として使われることも多いですが、実はもっと戦略的に活用できるツールです。
| 手法 | 得意なこと | おすすめのシーン |
|---|---|---|
| 写真 | 真実味、リアリティの伝達 | 料理のおいしさ、商品の質感紹介 |
| イラスト | 情報の整理、概念の可視化 | 操作手順、サービスの流れ、社風の紹介 |
【デザイナーの裏話】あえてイラストで親近感を出す
過去の事例では、あえて「漫画形式」で会社概要やチラシを作成したこともあります。写真では少し「硬すぎる」と感じる内容でも、イラストや漫画にすることで読者の心理的なハードルが下がり、最後まで読んでもらえる確率がぐんと高まります。
「1枚の写真」で伝わらないときは、思い切って「1点のイラスト」に変えてみる。そんな工夫ひとつで、販促物の反応は大きく変わるかもしれません。
イラスト入りのデザイン制作をご検討中の方へ。お気軽にご相談ください。
ここで紹介したコツはあくまで基本です。実際の制作では貴社の強みやターゲットの心理に合わせた『売れる動線』でデザインします。女性デザイナーの松田が直接話をお伺いして、女性目線の細やかなデザインで、あなたの想いを形にします。
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