デザイン制作の打ち合わせを成功させる秘訣 プロが教える「魅力の伝え方」

チラシやリーフレット制作の打ち合わせで、プロのデザイナーが「本当に知りたいこと」とは?

【この記事の結論】
デザイン制作の打ち合わせを成功させる最大の秘訣は、デザイナーに対して「心を開き、情報をオープンにする」ことです。良いデザインは、単なる見た目の美しさではなく、お客さまの想いや強みを深く理解することから生まれます。打ち合わせを「真剣勝負のライブ」と捉え、本音で語り合うことが、結果として集客力の高い販促物につながります。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。

私はデザイナー歴30年以上、累計2100件以上の制作実績を積み重ねてきました。これまで多くのお客さまと対面し、チラシやパンフレットなどの販促物を作ってきましたが、実は「打ち合わせの質」が完成したデザインの良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。

「どんなチラシにしたいですか?」とお聞きしたとき、スムーズに話が進む場合と、なかなか核心に触れられない場合があります。先日お会いした、対照的なお二人の事例から考えてみましょう。

ロゴデザインの打ち合わせの風景
ロゴデザインの打ち合わせの風景

【事例比較】情報が「オープンな人」と「控えめな人」の違い

以下の表は、ある打ち合わせでのジュエリー販売店さまと、マッサージ師さまの反応をまとめたものです。

項目ジュエリー販売店さまマッサージ師さま
情報の開示度裏話やアクセス解析まで全て公開既存の原稿に沿った制作を希望
強みの把握商品の質と価格の良さが明確に伝わる「技術があるから」と控えめな表現
デザイナーの感想「欲しい!誰かに教えたい!」と感動魅力の核心が霧がかかったように不明確

ジュエリー販売店さまは、家業を継いだ経緯や業界の裏話、さらには自社のWEBサイトにどれくらいアクセスがあるかという「Googleアナリティクス(つまり、WEBサイトのアクセス状況を分析するツール)」といったデリケートな数字までオープンにお話しくださいました。

そのおかげで、このお客様がいるジュエリー業界のことや競合、現状がきちんと把握でき、ジュエリーに詳しくない私でも「この方が売っている商品は本当に素晴らしい!」と確信でき、また、「応援したい!」と心から思いました。だからこそ具体的なデザインのアイデアが次々と湧いてきたのです。

「売り込みたくない」「恥ずかしい」という思いが、逆に魅力を半減させる

一方で、マッサージ師さまは「紹介がメインなので、売り込みたくない」というお考えでした。ご自身で用意された原稿は、国家資格や料金など、事実を並べただけのものでした。

これは例えるなら、近所のお蕎麦屋さんが配っている「出前用のお品書き」と同じ状態です。これでは、せっかくの20年の技術や魅力が読み手に伝わりません。

また、打ち合わせをしている私にとっても、二言目には「それはあまり書いてほしくないです」「それを言うと売り込みになりますよね」と言われてしまい、魅力があまり伝わって来ず、、、💦

そうなるとデザインを作るのは正直とっても難しいのです。たとえ紹介用のリーフレットであっても、まずはデザインを作るデザイナーが「魅力的だな」と思いながら作った方が、受け取った人の心には響くデザインになります。すなわち一対一の対面で魅力が伝わらなければ、紙の上で多くの人に伝えることはもっと難しいのです。

デザインの打ち合わせは「心理カウンセリング」と同じ

デザインの打ち合わせは、心理カウンセリングに似ています。お客さまの頭の中にある「ぼんやりとしたイメージ」を、質問を通じて形にしていく作業だからです。

ここで「自分を大きく見せたい」「不振な理由を隠したい」といったプライドが邪魔をしてしまうと、デザインの焦点がぼやけてしまいます。

打ち合わせは、発表会や会議とは違います。打ち合わせで欲しいのは「ライブ感」です。もっとランダムで、ボールがどこに飛んでくるかわからない感覚。打ち合わせは「試合」であり「本番」。真剣勝負の場。
(デザイナー・佐藤可士和氏の著書より引用)

つまり、打ち合わせとは「決まったことを報告する場」ではなく、対話によって新しい価値を見つけ出す「ライブ(リアルタイムの共創)」の場なのです。盛り上がった打ち合わせからは、必ず良いアイデアが生まれます。

デザイナーを「蚊帳の外」に置かないでください

よくあるケースとして、ディレクターや営業担当者だけが打ち合わせを行い、実際に作るデザイナーには伝言ゲームのように情報が届くことがあります。

しかし、実際に形にするデザイナーが直接お話を聞くのが、一番間違いがなく、かつ早いのです。デザイナーならではの視点で、「それなら、こう表現しましょう!」という具体的な提案がその場でできるからです。

これからチラシやリーフレットを作ろうと考えている方は、ぜひデザイナーと直接、本音で話をしてみてください。あなたの「想い」をオープンにすることが、最高の販促物を作る第一歩になります。

ここで紹介したコツはあくまで基本です。実際の制作では貴社の強みやターゲットの心理に合わせた『売れる動線』でデザインします。女性デザイナーの松田が直接話をお伺いして、女性目線の細やかなデザインで、あなたの想いを形にします。

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