参考書によって意見が違うセンター揃え

格調高い?それとも退屈?「センター揃え」をマスターしてレイアウトを格上げする

格調高い?それとも退屈?「センター揃え」をマスターしてレイアウトを格上げする

【記事の結論】
センター揃えは、「完結した短い文」で使うと堂々とした高級感を演出できます。左揃えとの使い分け、そして箇条書きや改行の「一工夫」を知るだけで、素人っぽさを脱却したプロのレイアウトが完成します。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。

レイアウトの参考書を読んでいると、本によって意見が分かれるのが「センター(中央)揃え」です。「可読性が低く、退屈だ」という声もあれば、「上品で格調が高い」と推奨されることもあります。

私は30年間以上、デザインの現場で先輩たちから技を盗み、磨いてきましたが、実際のデザインの現場の視点から、センター揃えの「実態」をお伝えします。

プロが「センター揃え」を選ぶシチュエーション

センター揃えは、どっしりと構えた「堂々とした印象」を与えます。そのため、読み込ませるための長文ではなく、パッと目に入ってほしい「完結した一文」に使うとデザイン的に映えます。

  • 表紙(パンフレット・冊子)
  • 招待状や挨拶文
  • キャッチコピー・見出し

「左揃え」と「センター揃え」でどう変わる?

見出しを「ひだり揃え」と「センター揃え」にした場合、受ける印象はこれだけ違います。

▲左揃え:目線の流れがスムーズで読みやすい
▲左揃え:目線の流れがスムーズで読みやすい
センター揃え:見出しがパッと目に飛び込んでくる
▲センター揃え:見出しがパッと目に飛び込んでくる

参考書によっては「左揃えの本文には左揃えの見出しを」と書かれていますが、現場では「見出しに注目してほしいとき」にあえてセンター揃えを選ぶことも多いのです。

箇条書きが混ざった時の「プロの整え方」

センター揃えの中で難しいのが「箇条書き」です。すべてを単純にセンターに寄せると、左端がガタガタになり、非常に読みづらくなってしまいます。

DMハガキ:箇条書き部分だけ「ひだり揃え」にして読みやすさを確保
▲DMハガキ:箇条書き部分だけ「ひだり揃え」にして読みやすさを確保

箇条書きの行がバラバラな時は、「一番長い行」を基準にセンター配置しましょう。そうすれば、全体はセンターにありつつ、箇条書きの左端はピシッと揃います。

NG例:そのままセンター揃えにするとガタガタ
▲NG例:そのままセンター揃えにするとガタガタ
OK例:一番長い行(1.の行)に合わせて揃えると美しい
▲OK例:一番長い行(1.の行)に合わせて揃えると美しい

見栄えを激変させる「改行」のルール

センター揃えで絶対に避けたいのが、行の長さがバラバラで「三角形(逆三角形)」になってしまう状態です。

左も右もなんだか「スター・ウォーズ」のオープニングのように遠近感が出て不自然に……

これを防ぐには、「行の長さがなるべく均一になるように」意図的に改行を調整してください。これだけで「素人っぽさ」が一気に消えます。

▲OK例:改行位置を調整して長さを揃えた状態

まとめ:本には載っていない「現場の感覚」

今回、基本の参考書を読み返して「技術の言語化」に改めて気づかされました。しかし、最終的に大事なのは「お客様にどう見せたいか」という目的です。ぜひ、シチュエーションに合わせてこの「技」を使い分けてみてくださいね。

ここで紹介したコツはあくまで基本です。実際の制作では貴社の強みやターゲットの心理に合わせた『売れる動線』でデザインします。女性デザイナーの松田が直接話をお伺いして、女性目線の細やかなデザインで、あなたの想いを形にします。

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