パンフレットの表紙はいつ作るのが正解?30年のプロが教える「中ページ」優先の制作順序
パンフレットやリーフレットの制作を始める際、「まずは顔となる表紙から!」と考えていませんか?結論から言うと、プロの現場では「表紙は一番最後」に作るのが最も効率的で、デザインの質も上がります。なぜなら、パンフレットの役割は表紙で目を引くことだけでなく、その先の「中ページ」を読んでもらうことにあるからです。
こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。デザイナー歴30年以上、累計2,100件以上の制作実績を積み重ねてきた経験から、スムーズにデザインが決まる制作の進め方についてお話ししますね。
チラシとパンフレットで「メインビジュアル」の役割は違う
以前、チラシのデザインを「上(メインビジュアル)から作るか、下から作るか」というお話をしたことがありますが、パンフレットの場合はまた考え方が少し異なります。
まずは、1枚で完結するチラシと、ページをめくるパンフレットの役割の違いを整理してみましょう。
| 媒体の種類 | メインビジュアル(表紙)の役割 |
|---|---|
| チラシ | パッと見た瞬間に「1秒」で足を止めてもらい、その場で内容を伝える。 |
| パンフレット | 世界観を伝えつつ、「中をめくって読んでみたい」と期待感を抱かせる。 |
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チラシのメインビジュアルは「その場の主役」ですが、パンフレットの表紙はあくまで中ページへの「導入(ナビゲーター)」なのです。
なぜ表紙を「最後」に作るべきなのか?
私の場合、8ページのパンフレットでも、100ページを超える書籍でも、あるいは1枚の紙を折るリーフレットでも、デザインは必ず中ページから着手します。これにはプロならではの理由があります。
- デザインの一貫性: 中ページのデザイン案が固まってから表紙を作ることで、全体のトーン&マナー(つまり、デザインの統一感)が崩れなくなります。
- 情報の優先順位: パンフレットで最も重要なのは、中ページに記載された具体的なサービス内容や想いです。ここをしっかり作り込むことで、表紙に載せるべき「顔」が自然と見えてきます。
- 承認のしやすさ: 中ページのデザインでお客様の好みを把握してから表紙を提案する方が、大きな修正(つまり、作り直し)を防ぐことができます。
【デザイナーの裏話】人によって違う制作スタイル
実は、デザイナーによって制作の順序は千差万別です。私の相方である夫(同じくデザイナー)は、チラシを作る際でも「地図」や「下の方の細かい要素」から作り始めることがあるそうです。メインと関係ない部分から固めていくことで、全体のバランスを調整しやすくするのだとか。
一方で私は、中ページの世界観をしっかり作り上げてから、そのエッセンスを凝縮して表紙に落とし込みます。「表紙がすぐに決まらなくて困っている」という悩みは、もしかすると中身の整理がつく前に「顔」だけを作ろうとしているからかもしれません。
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まとめ:中ページをしっかり作ることが、良い表紙への近道
パンフレットの表紙の役割は「中を読んでもらうことを促す」こと。そう考えると、やはり中ページのデザインに時間をかけて丁寧に作り、その「魅力の象徴」として最後に表紙を添えるのが、最も読者に伝わる形だと言えるでしょう。
もし制作順序で迷っているなら、ぜひ一度「中身から作る」方法を試してみてくださいね。デザインの迷いがスッと消えるかもしれませんよ。
パンフレットの制作をご検討中の方へ。お気軽にご相談ください。
ここで紹介したコツはあくまで基本です。実際の制作では貴社の強みやターゲットの心理に合わせた『売れる動線』でデザインします。女性デザイナーの松田が直接話をお伺いして、女性目線の細やかなデザインで、あなたの想いを形にします。
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